ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

暴動4日目

もう、日本でもニュースになっていることと思います。
ロンドンがここまで無法地帯になるなんて、誰が想像したでしょう?


今晩は警官の数を2倍以上に増やし、ロンドンに16000人が配置されたそうなので、昨晩のような暴動は起こっていないようです。
警察官もみな、夏休み休暇を返上しての勤務です。
が、地方に飛び火し、マンチェスターやバーミンガム、リバプールなどで同じような暴動、放火、略奪が起こっています。


今日はマンステのお散歩の後、近所のスーパーに行ったのですが、いく道すがら、警官が車に乗った17歳くらいの男の子に何やら職務質問をしているところを見かけました。
たしかに、いかにも、ここで何をしているのか、質問をしたくなるような、すさんだ顔をした子でした。
スーパーの前の道を、警官(結構女性も多いです)がぎゅうぎゅうに詰め込まれた小型バスがサイレンを鳴らしながら、何台も走っていきました。
が、通り過ぎただけで、目的地はうちの近所ではなかったようです。


そんな中、独立した警察苦情委員会が、今回の事件の発端となった、警察による黒人男性の銃殺について、レポートを発表しました。
なんと、この男性が射殺された場所で発見された銃(この男性が所持していたと考えられる)が警官に向けて発砲された証拠は認められない、と。
男性の死因は胸に打ち込まれた銃弾で、その後もう一発頭に撃ち込まれていたそうです。
最初の一発が致命傷だったのに、さらに、もう一発...。
射殺した警官は、人命に危険がある場合には発砲してもよい、というガイドラインに沿ったと考えられます。


もう、大半の暴徒化した若者たちはこの事件とは関係なく、単に、今あちこちで起こっていることを、自分たちもやってみよう、とまねしているだけに過ぎない(コピーキャット Copycatと呼ばれています)ようですが、もちろん、この黒人男性への警察の対応に、憤りを感じデモを始めた人はいるでしょうし、このレポートを聞いたら、ますます怒りを募らせることでしょう。
警察はもう少し落ち着いてから発表してほしかったでしょうが、そのへんは、情報操作になってしまうし、そんなことはできないんでしょうね。
後でばれたら、それこそ大変だし。


この4日間で、500人以上が逮捕され、ついに死者も出たようです。
こんなことで来年の7月にオリンピックが開催できるんでしょうか?


you tube で、暴徒にお説教しているとても勇敢な黒人のおばさんを見つけました。
全くの正論、かっこよすぎる。

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