ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

母鹿に襲われたバジルくん

夏日が続くロンドンですが、昨日は少しだけ気温も下がりました。
さて、午前中のお散歩を終えて、家に帰り着き、マン&ステを車から降ろしたら、反対側の歩道を歩いていた、レバーフラットのバジルくんのママに声をかけられました。

実は、バジルくんとママは、昨日公園でとても怖い目にあったそうです。
なんでも、雌鹿に襲われたというではないですか!ひぇ〜。
小鹿が生まれてしばらくの、今の時期、危ないんですよね。
小鹿を守ろうとする母鹿が、犬や人間を襲うことがあるとはよく聞いていたし、自分でもちょっと危ない、と思ったときは何度かあったけど、実際に襲われた人の体験談を直に聞くことになるとは。

ステラ:ワタシはシカさんよりツヨイんですヨ!

そんなお間抜けな顔をして言っても、誰も信じません!

雌鹿だから角はないけど、レッドディアって、近くで見るととても大きいんです。
それが、すぐそばまで近づいてきて、バジルくんを蹴ったり踏み倒したりしようとしたそうです。ヒ〜。
おまけに、バジルママにも、威嚇するような態度をとったらしい。

バジルくんは鹿を追いかけたりしたわけではなく、それどころか、リードを付けて普通に歩いていただけらしいんです。
とても怖くなったバジルママは、犬なら逃げ切れると、バジルくんを離し、逃げさせたそう。
すると、鹿はママには興味がなかったようで、いっせいにバジルくんを追いかけだしたようです。
幸い、バジルくんもママも、怪我はなかったとのこと。それにしても、トラウマになりそう。
バジルくんは逃げ切れたけど、先週、公園で襲われて、逃げ切れなかった小型犬のうち、1匹は亡くなってしまい、1匹は大怪我を負い、今も集中治療室にはいっているそう。
どのあたりに、鹿が寝床を作って小鹿をかくしているかを聞いたので、7月いっぱいまでは、そのあたりには近づかないようにします。

夕方、乗馬学校へ。
バジルくんが鹿に襲われたことを厩舎のオーナーのJさんに話したら、そうそう、今の時期は注意しないと、と言っていました。
(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ)


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(以下、つづきです)

彼女はかなり以前から、リッチモンドパークで犬をお散歩させているはずで、そういうことはよくごぞ存知のようです。
Jさんによると、最近、自分の犬をコントロールできないで鹿を追わせてしまう飼い主(フェント〜ン!のみならず)が増えて、もう、鹿の方も、我慢できなくなったのでは、とのこと。
また、鹿に、むやみやたらと近づく人が多いのもいけないと。
そういえば、気候のいい時期の週末になると、地元の人たちではなさそうな家族連れなどが、鹿に人間の食べ物を与えたりしている(おまけにごみの始末もちゃんとしない人もいる)のを見かけることがあります。
あれは、わたしも前から快く思っていませんでした。

さて、レッスンの方は...。
Cさんとシエナちゃん。

Cさんに、彼女の犬の足の怪我のことを聞きました。
最初に足の指の骨などが折れたりして(長い脚ではなかった)、大変なことになったのは、2ヶ月ほど前のこととのこと。
手術をして、それから、8週間、獣医さんに絶対安静、お散歩厳禁、トイレで外に出るときもリードを付けて、と言い渡されていたそう。
それは、大変だったでしょう。ボーダーコリーのように、元気のいい犬が、8週間も外出禁止。
家の中で、もう、かなり暴れたくてしょうがない状態だったらしい。

Cさんの家の裏庭に続くドアには、ドッグ・フラップ(犬が自由に家の中と庭を出入りできるように取り付けてある、小さなドアのこと。キャット・フラップもあり、そっちの方がよく使われています。)が付けてあるらしいんだけど、もう治りかけているからと油断してたまに庭に出したりしていたら、先週、たまたま近所の猫が庭に侵入してきたときに、コリーくんは、スゴい勢いでドッグ・フラップを通り抜けて外に出てしまった!
で、運の悪いことに、そのとき、問題の箇所をどこかに引っ掛けて、また骨がぐちゃぐちゃになってしまい、再度、手術をするはめになったよう。
足を切断しなくてもすみ、何とか修復できて、それはとてもよかったけど、また8週間、絶対安静....。
骨を痛めると、大変なんですね。

さて、シエナちゃん。
また、歩いていると、ときどき頭を下に向けて引っ張ります....。
どうも、最近、手綱を引っ張られたことがよくあった(わたしも?、汗)ようで、引っ張り返すクセがついてしまったらしいんですね。
前にも言われたように、引っ張り返そうとすると、ますます、対抗して引っ張ろうとするから、引っ張り返さない。
ただ、引っ張られないようにしなくてはいけない。
そうは言っても、シエナちゃんはとても力が強いから負ける、と言ったら、姿勢を正しくして、こぶしを固定していれば、引っ張られない、引っ張り返さない代わりに、すぐに足でお腹をポンと蹴る(もちろんひどくではない)とよい、と。

昨日は、歩くとき、右に行きたいのに、左に行ってしまうとか、そういう極端なことはなかったし、割と思ったとおりに、進んでくれました。
ただ、暑いせいもあるのか、のろのろ歩きだったので、Cさんがムチ(というよりは短い棒)をわたしに持たせてくれたら、あれあれ、またまた、さっさと歩き出し、トロットもちょっと脚を早く使っただけで、サッサとしてくれました(笑)。
ムチは一度も使わなかったけど、シエナちゃんの場合、見せるだけで、全然違います。
う〜ん、落ち着いて見えるけど、結構、単純なキャラかも?

先週のテシーちゃんと違って、シエナちゃんはゆっくり、しかもあまり跳ねないでトロットしてくれます。
長方形のトラックに沿って、ライジングトロットをするときに、前を見る、コーナーでは進行方向を見て身体をそちらに向ける、そのとき手綱を引っ張りがちになるので引っ張らないように注意、座った時に脚で締める、肩ではなく腰が一番前に出る...、などなど、いつもの注意点。
コーナーで進行方向を見て身体をそっちへ向けるのは、ようやく忘れなくなりました。
というのも、忘れると、シエナちゃんがそのまままっすぐフェンスに突っ込むのでは?と、心配になるので(笑)。
脚は締めるときに、内股になりがちなので、もう少しつま先を外に向ける気持ちで、と。
脚を締めるのも少し慣れてきたけど、やっているうちに足先がどんどん鐙(あぶみ)の中にずれて入ってしまいがちなので、いつも、足の裏が定位置にくるように、注意。
かかとが下がっていれば、ずれない、と。

ライジングトロット→シッティングトロット→ウォークに移行するときは、お腹に力を入れて少し後ろに身体を倒すようにしたので、今回はあまり前のめりになることはなかったです。
ただ、後ろに行き過ぎたときがあったみたいで、シエナちゃんが歩かないで止まってしまってしまったけど、次には大丈夫でした。

最後に、下馬。
先週のように、最初に腹ばいになって、ゆっくりやってみよう、と思ったら、Cさんが突然、「わたしはちょっと、誰か馬を迎えに来る人を呼んで来ます。あなたがどうやるか、見ないから(緊張しないで?)。」とニコニコしながら言い終わったかと思うと、あっという間もなく、裏へ行ってしまいました。
えっ?「ゆっくりやるから、シエナちゃんが動かないように、見てて」、と言いたかったのに。
でも、考えてみたら、シエナちゃん、いままでサドルにガンと右脚が当たってもびくともしなかったし、きっと動かない子だから大丈夫と判断して、Cさんは消えたのだろう、と信じて、ゆっくり頭を下げてやってみたら、脚も当たらず、意外と簡単に降りられました。シエナちゃんもじっとしていてくれた。
なんだ〜、最初から、こうやればよかったのかも。
Cさんが見本を見せてくれたように、スパッとかっこよく勢いを付けて降りようとするから、できなかったのかも。
まあ、最初は、ゆっくりでいいでしょう。そのうち、すばやくできるようになるかもしれないし(?)。

部屋に戻って、ニンジンを食べて、急にご機嫌になったシエナちゃんでした。