ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

風におびえるテシーちゃん

昨日の金曜日、朝起きて窓の外を見ると、激しい強風が吹き荒れ、横殴りの雨が降っていました。ドヨーン。
おまけに、体調もいまひとつ。
外は、木の枝が飛びそうに横になびいているし、だいたい、昨日サービス点検に出した車がまだ戻ってこない...。
これは、今日の午後の乗馬は休んだほうがいい、ということなのか?こんな台風のような激しい雨風のなか、レッスンができるのか、などと、つらつら、考えていたら、11時過ぎには車が戻ってきて、雨もほとんど止んでました。

ステラ:サボっちゃダメですよ〜。ワタシだって、がんばってるんですから....。

そんな格好で言われても、説得力なし!

午後、乗馬学校に着いたころには、雨は止んでいたけど、強風は相変わらず。
レッスン場のアリーナは屋外で、フェンスを挟んで周りには大きな木がいくつかあり、それが風になびいて、ザワザワ、ビューンと激しい音を立てています。
う〜ん、シエナちゃん、あまりこんな音が得意ではないはず、などと思って待っていたら、やってきたのは、トロットが小刻みなので有名なテシーちゃん。
インストラクターはいつものCさん。
テシーちゃんも、シエナちゃん以上に、音が嫌いなんだけど、大丈夫なのかな〜??なんて、思っていたら、案の定、最初っから、まっすぐ歩いてくれません。
普段は、割と素直にポカポカ歩くんだけど、なんだか、ずっと頭を動かして引っ張っているし、いつもと全然違う....。
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(以下、つづきです)
やっぱり、横の大木がザワザワーッと音をたてていて、しかも視覚的にも、激しく動いているので、テシーちゃんは恐がっているよう....。

そんな風で、テシーちゃんの動きがあやしいので、Cさんがロープ(これで、Cさんがテシーちゃんをコントロールできる)を付けてくれました。
しかも今日はサドルには、つかまるためのハンドルがついているし。
それで、なんとか、トロットの練習などをしたんだけど、テシーちゃんはときどき首を振ったり、下を向いたり、ますます安定感がない...。
テシーちゃんはCさんに指示されているように、トロットをがんばってやっていたのですが、途中で、もう我慢ができない、と思ったのか、突然、前足を上げて立ち上がり、走り出そうとしました。
ギャー、このまま振り落とされたら大変(急に角度が変わったので、上に乗っていると大げさにそう思ってしまう)と、思わず、テシーちゃんの首にしがみつく羽目に。
ロープが付いているし、Cさんが止めてくれたので、テシーちゃんはすぐに落ちついてくれて、ほっ。
大丈夫?と、テシーちゃんの肩をたたいてみたけど、すぐに、平静に戻って、普通の顔をしている。この変わり身の早さはなに?
Cさんに、わたしも大丈夫と答えて、トロットを続けていたら、この様子を事務所から見ていた、オーナーのJさんが出てきて、馬を替える?と聞いてくれたんだけど、もう、時間が10分くらいしか残っていなかったし、このまま続けることにしました。
屋内の練習場だったら、馬がビクビクしたりはしないのかもしれないけど、そのうち公園で乗りたいので、オープンエアの環境に慣れておく方がいいのかな、と思うことにしました。

こんな感じだったので、先週言い渡されていた、「鐙上げ」のことはすっかり置き忘れられた状態(笑)で、多分、次回に持ち越しとなりました。
ただ、テシーちゃんのトロットはいつも以上に跳ねていたんだけど、ライジングトロットでは前回よりは速さに付いていけたかも。少し慣れてきたかな。
シッティングトロットでは、もっと大げさなくらいに後ろに上体をそらしてもいい、とのこと。
やっぱり、ときどき、前のめりになるので、それもまた注意されました。あと、つい、テシーちゃんの首の辺りを見てしまうので、前を見るように!
それから、「いま、カカトが上がっている!」と言われて初めて気が付いたんだけど、たしかにそのとき、とんでもなく上がっていて、自分でもびっくり(笑)。

そして、下馬。
Cさんに、サドルの前方の盛り上がっているところを両手でつかんで、勢いをつけて、自分の頭を馬の首の横に来るくらいに下げて、右脚を思いっきり上げて、と言われ、その通りにしたら、今回は、脚がサドルに当たらず、スパッと降りられました。
成功!!と、喜んでいないで、なにが前回と違うのか考えてみたら、両手でサドルの盛り上がっている部分をぐいと押したのがよかったのかな、と。
このところ、左手はサドルの左下をつかんでいたんだけど、そうすると、右脚が上がり切れないうちに、上体が横に下りてしまい、サドルに脚が当たっていたのだと気がつきました(遅い!バカバカ!)。
そういえば、足が上がりきっていないうちに、体が下りている、って注意されたのに、そのときはピンと来ていなかったよう。

さて、うまく降りられて内心喜んでいたら、テシーちゃんも、急に顔がにんまりして、わたしに親しげにしてきます。
「トリートがほしいのね」と、Cさん。
なんなの?!テシーちゃん。さっきまで、あんなに強風を恐がっていたのに。
わたしだったら、恐い目にあった直後に、たい焼きを出されても、はい、ありがとう、って、すぐに食べる気にはならないゾ〜。
いや、クッキーだったらいらないけど、たい焼きだったら、やっぱりいただいちゃうかな(あ〜、あんこが食べたい!)。
それにしても、テシーちゃんに乗ったのはいままで4回くらいなのに、わたしが下りる→にんじん、って、しっかり覚えているのに、感心。
にんじんを持って、テシーちゃんの部屋に行ったら、早くちょうだい!と、待ち構えていました。
お世話をしている女の子が、テシーって、特に食いしん坊なの、と。

さて、Jさんのフラットの中の1頭は、ただいま妊娠中。しばらくしたら、Jさんはとても忙しくなります。
もう、ずっと前から彼女の子犬を待っている人たちがいて、ウェイティングリストに入っている人たちだけで、十分なようです。
お母さん犬は、とても形のいいきれいなフラットだし、ガンドッグの訓練でとてもいい成績を上げているのですが、繁殖に関して一番大事なポイントは、ほとんどの犬が家庭犬になることを考えると、性格、だそうです。
母犬は、ほんとに、素直な性格のよさが現れている、とてもいい子です(Jさんちの他の子もみんなそうです)。

写真は、公園で地ならし(?)をしているらしい、お馬さんたち。

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