ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

小柄で強気のテシーちゃん

火曜日、午後から乗馬学校へ行ってきました。
この日はいつもにもまして変なお天気で、学校に着いたときには、太陽が出ていいお天気だったのですが。
オーナーのJさんが「素晴らしいお天気ね」と。
そうですね、と言ってから、5分後には、あらら、急に暗雲が垂れ込めてきて、ちょっとだけぱらっときました。


Cさんとシエナちゃん。
ライジングトロット、シティングトロットで、大きくトラックを回ったり、20メートルの円を描く練習。
さらに、直線で、ライジングトロット→シッティングトロット→ウォーク→シッティングロトット→ライジングトロットと移行する練習。
これを切れ間なくやるので、結構、いい運動量になります。
問題は、シッティングトロットのとき、やっぱりわたしの上体が時々前かがみになり、それで馬がバランスを崩してしまうこと。
前より長く続けられるようになってはいるんだけど。


本人は上体を高くして後ろにそらしているつもりでも、傍目には、ただ垂直にまっすぐなだけらしい。
なので、思いっきり後ろにそらす気持ちでいなくてはいけない。
で、ここで、困るのは、上体を後ろにそらそうとすると、自然と脚が前の方に出てしまい、鐙が足から外れそうになる、こと。
上体と脚はつながってますからね〜。
馬は上下に揺れているので落ちないようにバランスを取りながら、なので、脚が前に行かないようにするのは、ますます難しい。
しかも、揺れるたびに、毎ビート、脚を締めるように、って言われるし。
まあ、続けていれば、そのうち上手くできるようになるでしょう(と、楽観的になるのも大事)?


下馬してから(一応OKだった)、
わたし「わたしはいままで、レッスン中にあまり雨に降られたことがないんですよね」と、ちょっと自慢げに言ったら、
Cさん「だめだめ、そんなこと言っちゃ。もう、冬がそこまで来てるんだから。」
はぁ〜、9月の半ばにはもう、じめじめした冬が来る話をしています。
たしかに、これから、どんどん、冷え込んできますからね。


写真はダートムーアで撮ったときのもの。




今週は金曜日もレッスンを。
Cさんは、急用でお休み。


(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)
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(以下、つづきです)
2度ほど教わったことがある、Pさんがこの日のインストラクター。
そして、馬は、ジャーン、跳ねが激しいテシーちゃん!


Pさんは、テシーちゃんはシエナちゃんほど簡単ではない、と歩きながら、説明。
「ハイ、トロットのときの上下の跳ねがすごいですよね」と、わたし。
Pさんは、ウォークのときも、揺れが大きいでしょう?と。
言われてみたら、そうかも。
Pさん「テシーは小柄なのに、動きがとても大きくてダイナミックな動きをします。
いままであなたも何度か調馬索をつけて乗ったと思うけど、今日は付けないで乗ってみましょう。
シエナのような簡単な子だけじゃなくて、テシーのような馬にも乗らなくてはいけません。」
なるほど、そうですね。....でも、シティングトロットはできないと思うけど。


そして、テシーちゃんが大変なのは、揺れが激しいだけではないことが、すぐに分かりました。
歩いていて、突然、トラックをそれて、変な方向に行こうとします。
Pさん「脚を強くして。どっちの方角に行きたいのか、ライダーがはっきり示さないと、テシーは勝手な方向へ行くんですよ。」
なるほど、テシーちゃんは気も強いのだ。


そして、いよいよ、トラックに沿ってライジングトロット。
脚をかなり強くしないと始めてくれない。
そして、始めたと思ったら、わあ〜、やっぱり上下の揺れがすごい!
思わず、わたしのコブシも一緒にかなり上まで上がるので、それが気に入らないテシーちゃんは、止まってしまいます。
それでも、何とか続けたものの、コーナーに来るちょっと手前で、「あっ、進行方向を見るのを忘れた!」と思ったときには、もう、遅い!
フェンスに突っ込むか〜!と思ったけど、テシーちゃんはフェンスの1歩手前でぴたっと止まって、シラーっとしています(笑)。
ちょっと、わたしの方をチラッと振り返って、「あんた、ダメね〜!下手っぴ〜。」って顔してるし。


気を取り直して、もう一度。
ところが、同じコーナまで来ると、今度はわたしはしっかり進行方向を見ていたのにも関わらず、止まってしまいました。
Pさん「さっき、ここで止まったでしょう。馬はできるなら、働きたくないんです。
さっき、ここで止まれたから、それを覚えていて、また同じところに来たら、止まっちゃおう、としてるんですよ。」と。
あ〜、これ、前も、ネバダちゃんが急に歩かなくなったりしたとき、Cさんに同じようなことを言われた覚えが。


それでも、何度かライジングトロットをやっているうちに、だんだん揺れにも慣れてきて、Pさんも、いまのはとてもよかった、と言ってくれました。
上手く腰を浮かせてリズムに乗れたら、シエナちゃんよりスピード感があるし、馬に乗っている、って感じが、より、してきます。
ところが、ははは!テシーちゃんはそんなに簡単ではない。
ときどき、いきなり首を上に上げるので、わたしのコブシはそれにつられて、いっしょになって、大きく上に上がってしまい、そうすると、テシーちゃんもわたしもバランスを崩してしまい、止まってしまう事に。
しかも、まじで、落ちそう!と思うくらい揺れます。
Pさん「コブシを固定して。上に上げてはいけません。
上下の反動が激しいので、腰を浮かすときには、コブシを固定すると言うよりは、コブシを下に押すくらいの気持ちでやってみて。」
なるほど。
言われたとおりにしたら、確かに、コブシが前ほど上下に動かなくなり、気持ちよく乗れるときもありました。


5月の下旬に、やはり代理のJさんのレッスンを受けたとき、調馬索(ロープ)を付けてテシーちゃんに乗ったことが。
そのときの記事を読み返えしてみたら、揺れが激しくて、また小刻みで速さについていけない、と書いています。
調馬索(ロープ)を付けていると、多分、テシーちゃんはますます小股になりがちで、却って、ライジングトロットがしにくくなるのかも?
今回は、小股は前ほど気にならなかったけど、上下の揺れはやっぱり大きかった〜。


下馬して、そのままアリーナでにんじんをあげたら、喜んでぽりぽり食べていました。
シラーっとしていたときとは、別馬のよう。
テシーちゃんは、そのまま、しばらくそこでフリータイム。
楽しそうにちょっと歩いたかと思うと、いきなりこれまた大きな動きで、地面に倒れてゴロスリを始めました。
Pさんに聞いたら、馬のゴロスリは、自分でグルーミングする意味もあるけど、人を乗せた後に背骨をまっすぐに直すためにもやっているらしい。
自分でカイロプラクティック。なるほど。
その様子を見ていたら、テシーちゃんのことも、生意気だけどカワイイと思えてきたんですよね。
なぜって、若いころのマンディに似ているからかも。
マンディは1,2歳のころまでは、近所をリードウォークしているとき、ときどき、急に止まって動かなくなったことがあったんです。
「おやつをくれるまでは、歩きません!」って顔で、そっぽを向いちゃって。
生意気だったんですよね。飼い主に挑戦していたんですね、外面はよかったけど!
ゴロスリも、公園で毎日やってたし(これはいまもやる)。
聞き分けのいいステラは、シエナちゃんタイプかな。
食い意地がとても張っているところも、そっくりだったりして。


ステラ:わたしはシエナちゃんみたいに、くいしんぼーじゃないのに!
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う〜ん、ステラの顔がだんだん馬の顔に見えてきたよ。