ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

怒鳴り散らす不動産屋

マンステ家がこのたび買った家は、サリーとロンドンの境界線のあたりのサリー側にあります。
ロンドンのウォータールー駅まで、電車で20数分くらいです。
エドウァード朝時代の建物で、玄関や階段には、ステンドグラスがあるんですよ。



M25内だし、ロンドンからも割と近いのですが、車をちょっと走らせると、お馬さんがいる牧場(!)があったりして、いままでより、田舎の気分が味わえます。
しかも、今度は、前庭に車も停められるし、便利です(これまでは、路上駐車)。
こうなったら、一刻も早く引っ越したいのですが、実は、入居前に改装増築する必要があり、少なくとも、半年くらいは、工事などのため待たなくてはいけないようです。


それはともかく、家の鍵の受け渡しのときに、ちょっとした事件があったので、今日はその時のことを書いておきます。
売り主と契約書を交換したあと、12月の半ばのある日が、売買終了、鍵の受け渡し日と設定されました。
設定日の当日の午前中、こちらのソリシター(事務弁護士)のアシスタントから電話があり、送金の確認がすみました、家はあなたたちのものです、不動産屋に鍵を受け取りに行ってください、とのこと。
(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)


(以下、つづきです)
お〜〜〜!!、いよいよ、鍵がもらえる=家が私たちのものに!ウキウキ!!
Hも、午後は会社を半休して、一緒に家を見に行けるとのこと。


とりあえず、わたしがお昼くらいに鍵を受け取りに行こうと、いそいそと、不動産屋を訪れました。
簡単なことだと思ってましたからね。
ところが、そこにいたマネージャーのJは、不機嫌そうな様子で、「あ〜、まだ、ソリシターから入金の確認がない、鍵は渡せないよ」と、素っ気なく言いはなちました。
わたしが、うちのソリシターから、不動産屋が鍵を渡す、って電話があったんだけど、と言うと、Jは、どこかに電話したあと、2時半まではなにもできない、と、ぶっちょうづらで。
めちゃくちゃ感じ悪い。


ふ〜、なんで?と思ったけど、この不機嫌そうなおじさんの顔を見てるのもイヤなので、じゃあ、2時半頃また来ます、と言って、外に出ました。
その間にH(オット)も最寄りの駅に来て、2時半頃に今度はふたりで不動産屋のドアを開けました。
ところが、私たちを見たマネージャーのJは、「は!あちらのソリシターからはまだ入金の連絡がないよ」と。
明らかに、なにか、おかしいと思ったわたしは、Hに、「また、明日来ようよ、ここで、こんな風にうろうろしていたくないし」と言ったのですが、Hは、「それはできない。今日はわざわざこのために半休を取ったのに」と。
すると、Jは、急に大声で「あんたたちねぇ、Vにサンキューカードを送ったのか?」と、怒鳴りだしました。
敵意まるだしで!目が、マジでコワ〜イ!


わたし&H:は????
J「あんたたちが契約書を期限内に送らなかったせいで、Vは、車を飛ばしてドーセットまで行ったんだぞ、どうして、お礼の小切手をわたさないんだ!あいつの苦労に比べたら、100ポンドくらい、なんでもないだろう!!」と。
Vというのは、彼の部下で、11月末にドーセットでホリデーを過ごしてたわたしたちのところまで、朝の8時に車で来てくれた人です。(そのときの記事はココ
Vは、必要書類を持ってコテージまで来てくれて、私たちが書類にサインした後、わたしたちのソリシターまでその書類を届けに行ってくれたのでした。


その前日には、むこうのソリシターから、もし翌日に契約が交わされない場合には、この話はなかったことにするかもしれない、という脅しのメールがうちのソリシターのもとに来ていました。
Hが書類をプリントアウトできなくて四苦八苦してたときです。
それを聞いたわたしは、あ、なら、しょうがない、縁がなかったのかも、と思い、いったんは購入をあきらめたのです。
ところが、その日の夕方、Jから電話が入り、うちの若いのを明朝、契約書を持たせてそちらによこすつもりだが、いいですか?と。
それで、そういうことができるんだったら、とお願いしたのでした。
その電話で、JはHに、うちの若いもんがわざわざ早起きするんだから、ガソリン代+αを払ってほしい、と要求したそうです。


ところが、HはVにガソリン代やチップを渡さなかったのでした。
Hの言い分としては、その期限は売り主の都合である、うちは来週でもよかった、なので、不動産屋は売り主のために車を飛ばしてドーセットまで来たのだ、と。
しかも、ソリシターが必要だと言ってた書類は完全ではなくて、彼女はある書類を私たちに送り忘れていた、そのあまり有能とは言えないソリシターはその不動産屋が紹介したところだ、と。
..... なるほど。


それにしても、チップを渡さなかったからって......
この時点で、わたしは、あまりにも意外なことが起こったせいで、ただ、口をぽかんと開けて、Jを見てるだけでした。
が、HはHでむっとしたらしく、「きみは、それを理由に鍵を渡さないのか?!きみは、とても乱暴でプロフェッショナルではない!」と、珍しく、言い返したのでした。
すると、Jは顔を紅潮させて、「お〜、そうかい!?お前ら、Vがあの日コテージに契約書を持って行かなかったら、5000ポンド損してたんだぞ!100ポンドくらいなんだってんだ!」と、罵声を浴びせかけます。
???
5000ポンドってどこからどういう風に出て来た数字?(いまだに、分かりません)
さらに、100ポンドって!?
ガソリン代や時間外手当のつもりだったら、会社の経費から出すべきなのでは??
そういう経費を顧客のチップに頼るってのも、変ではないですか?
100ポンド(=1万7000円ほど)のために、家を買った顧客に怒鳴り散らすんですか??


だいたい、今回の売買が成立してほっとしてるのは、売り主買い主だけではなく、不動産屋でもあります。
手数料だけで、かなりの額が入ったはずだし、また一からやり直し、って事態に陥らなくてもすんだんだし。


長くなったので、後半は翌日に続きます。


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