ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

*連絡事項*引っ越しは、先になりそう(涙

日本の友達やいとこのTちゃんたちへの連絡事項を、まとめてここに書いておきます。
なので、いつものマンステ・ファン(って、いないかな、笑)や、お馬さんのことが目当てで立ち寄ってくださった方は、スルーしてくださいね。
って、それだけじゃ、なんなので、唐突だけど、マンディのアシカ姿を。

普段はカメラが嫌いなのに、今日はなぜか、ポーズを取ってくれました。


(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)
(以下、つづきです)
さて、内容は、家(物件)のことです。
少し前に、サリーとロンドンの境界あたりに購入した家の、その後の経過を。
前々から話してたように、1階を少しだけ改装増築したいと思っていて、引っ越しはそれが終わってからです。


このところずっと、多分ロンドンのあたりは特にそうだと思うんですが、改装増築ブーム。
もっと広い家に住みたい、でも、物件の値段はどんどん上がってるし、引っ越すのは大変。
なら、増築しよう、って考える人が多いよう。その手の雑誌もたくさん出てます。


うちは2人と2頭だし、もちろん広い家はいらないのですが。
問題は広さではなく、間取り。
こんどの家は、キッチンが庭へ細長く伸びていて、孤立しています。
しかも、その先っぽの、庭に一番近いところ(=日当りがよさそうなところ)にはトイレがあるのです。
なぜ??
それに、何と言っても、わたしはこのキッチンがあまり好きになれない。
前の持ち主さんは、忙しくて、あまり、料理をしなかったのではないか、と想像できます。
キッチンの使い勝手をよくし、しかも、ダイニングや居間につなげて、暗くて寂しい部屋から、はれて1階の中心的な部屋にしたい、というのが目的です。


写真は、階段の横の窓



庭は北北西向きで理想的ではないんだけど、西に多少でも向いてるってことは、夏の夕暮れには西日が入ることが期待できます。
夏の西日って、日本では好まれないけど、ところ変われば、で、太陽の光が貴重な国では、大歓迎されるのです。
でも、具体的にどうすればいいのか、単にキッチンの横を目一杯建て増しし、自然光を取り入れるために天窓を付ければいいのか??
それと、トイレはどこへ持って行けばいいのかな?


まず、最初に、工事をやってくれそうなビルダーさんに来てもらって、簡単な見積もりを出してもらったんですが。
ビルダーのお兄さんはこちらのプランを聞くだけで、こうしたほうがいいのでは?という、提案はしてくれません。
自分のプラン能力に自信がないわたしたちは、やっぱり、専門家の知恵を借りたほうがいいと判断。
そこで、アーキテクト(建築家)か、それと同じようなサービスをしてる人に会うことにしました。


そして、何人かのアーキテクトに会ったのですが、さすが、プロ!
このようなアイディアがあったか!という新鮮な驚きがありました。
いろいろ考えたけど、一番いいのは、いまキッチンがあるところをガラス張りの居間に変えて庭を眺められるようにし、大きなガラスのドアを付けて庭へのアクセスをよくすることだという結論に。
壁をいくつかくりぬいてオープンプランにし、費用と時間を節約するために、建て増し面積はほんのすこしにして。
つまり、ほんのちょっと、改築するだけなんですよね、実際のところ。


ところが、こんな小さな改築増築でも、お役所の許可がいるらしいのです。
裏庭の方だから、大して規制はないだろうと思ったら、隣近所への日当りの影響がある可能性があるから、らしいです。
申請して許可が出るまでに、なんと、8週間から10週間とのこと。
ただし、両隣ともに、すでに増築されてるので、許可はまず、降りるはずです。
その前にも、壁をくりぬくんだったら、専門の技術者の人に安全性を検査確認してもらう必要があります。
他にも、お隣さんとの交渉とか、いろいろ煩わしそうなこと(この交渉はアーキテクトがやってくれます)が。
増築の許可が出てから、工事請負会社に渡すための、詳細な図面を引いてもらうため、実際の工事が始まるまでに、何ヶ月もかかってしまうらしいのです。
はぁ〜、予想以上に時間がかかるものだったんですね。がっくり。


そんなわけで、実際に工事が始まるのが、何ヶ月も先で、完成はその4ヶ月後くらいとみておいたほうがいいようです。
....、下手したら、来年の今頃??
リスクを覚悟で、許可の申請中に、詳細な図面を引いてもらえば、8週間早くできるので、そうしたら、今年中には入れるかも?
万が一、許可が全く必要ない場合には、もう少し、早くできるかもしれません。


どのアーキテクトにお願いするかは決めたので(やっと!)、来週の半ばには早速、サーベイという建物構造に関する詳しい調査をやってもらいます。
なにも、問題がないといいんだけど。


ところで、このアーキテクト選びでも、てこずりました。
人気がある人は当然忙しく、すぐに会えない場合もあるし、このような小さな仕事はしたがらない人も多いし。
たとえば、電話で、このような小さい仕事でも請け負ってもらえますか?と聞いてみたら、はっきり、できないと言われたことも何件もあった。
さらに、その仕事は小さすぎると言われたので、いったん電話を切ったのですが、
その3分後に向こうからかかってきて、「さっきの話だけど、(工事の)予算的にはいくらくらいを考えてるの?」と聞いてきたので、予算を言ったら、「あ、それじゃ、やっぱり、安すぎる仕事だ、僕には」と。


さらに、喜んでやってくれそうな人で、楽しそうに説明をしてくれるし(大事なことですよね?)、よさそうだと思っても、ビルダー(工事請負人)との交渉まではあまりやりたくない、って人もいて。
わたしもHも、ビルダーとの交渉とか、あまりうまくできそうもないので、図面だけで終わりと言うのではなく、工事中も進行を管理してくれるアーキテクトじゃないと、困るのです。
それでも、最後に、ようやく、このくらいの小さい仕事もよく引き受けてる+進行管理もやってくれる+リーズナブルなお値段、しかも、信頼できそうな人たちに出会えたので、ひとまず、安心しました。


また、このような一般家屋の増築を専門にデザインしている会社があったので、連絡して、その会社の人にも話しに来てもらうことにしました。
驚いたことに、この人はアーキテクトではない(資格がない)のに、最初に会うだけで150ポンドも請求されました(予約時に、銀行振込にて支払い)。
ほかの人たちと同じように、会って、大まかなプランを話したりするだけで、時間も1時間弱。なにも、違いません。
ちなみに、他の3社のみなさんは、りっぱなアーキテクト協会に所属してる本物のアーキテクトだったけど、初回のコンサルテーションは無料だったのです。
何が驚いたって、その会社は3Dモデリングができる、特別なソフトウェアを持ってるとかで、それを使ってモデリングをするのに、5000ポンド近くもかかると言われ、ビックリして(笑)、止めましたよ、もちろん。
だって、こんな小さな増築に、そんな大げさな(というか、高価な)3Dなんて、うちは要りません。
自分の貧弱な頭でも、どんな風になるかは、十分想像できますです。
5000ポンドあったら、りっぱな洗濯機とオーブンとホブや電子レンジや食洗機を買っても、おつりが来るんですけど。
最初に会うだけで請求してきたり、思わずえ〜っと声を上げたくなるほど高価な3Dを売りつけようとしたり、と、この人は、きっと、シティのバンカーのような高給取りをターゲットにしてるのだと判断、却下にしました。


というわけで、初めてのことなので、一から経験しながら学んでいきます。
わたし個人としては、この経験を生かし(?)、最終的には、サリーかバークシャーの田舎の平屋のファームハウスを安く買って、中を自分が好きなように改装し、それを最後の家にしたい。
もちろん、庭が広くて、近くに馬小屋があるか、自分の敷地内に馬小屋を立てられたりしたら、最高なんですけどね。
でも、早くしないと、高齢になってからだと(すぐに、そのときが来そうで、焦る、笑)、お馬さんのお世話も体力的に大変。
.....って、心配する前に、実現する可能性の方が低いんだけど。
まあ、ね、想像するのは、自由なので。
3Dモデリングのソフトを使わなくても、できるし(笑


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