ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

馬も犬も、しっかりしたボスが好き

バークシャーの乗馬学校からは、ずぅ〜〜っと遠くに、ウィンザー城が見えます。
学校の門を背に、携帯で写真を撮りました。
さて、どこでしょう??
ははは〜、分かりにくいですよね、小さくて。

ちょっと拡大。



草原の上に見える、ごまのような点々は、牛です。
春から秋にかけて、牛の放し飼いをしてるのです。
柵もなにもないけど、逃げないでこのあたりをうろうろしてます。
時々、道路を横断するので、車は停まって待たなくてはいけません。


そして、学校(馬小屋)のまわりは、放牧地になっていて、下の写真はその一部。
その先に、大きな家がいくつか見えます。

ロンドンのごみごみした我が家の環境からは、別世界です。
空気が、のどか〜を、かもし出してます。
思いっきり深呼吸しても、空気がきれいで、肺が汚れる心配はないのです。


イントラのCさんによると、この学校のポニーや馬は、大切にされていて、平均で1日に2時間、多い日でも3時間ほどしか、働かないそう。
ティムくんなんて、ポニーなのに、子供は乗せなくてもいいし、小柄な大人専門(はい、わたしも英国では小柄なのです、笑)。
今日はわたしのレッスン1時間だけ、ってこともあるようです。



(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)


(以下、つづきです)
ところで、ティムくんといえば、繊細で従順なんですが、それにくわえて、寛大なのです。
いつだったか、ティムくんに乗って鐙(あぶみ)の長さを自分で調節してたとき、なぜか、シッポをびゅ〜ん、びゅ〜んと、振り回しました。
???、と思って振り返ると、あれれ、わたしの長いムチがティムのお尻に当たっていたのです。
気をつけないと、馬によっては、急に走り出す可能性もあります。
でも、ティムくんは、びゅ〜んとシッポが反応しながらも、ガマンしてくれたのでした。
脚はまったく動かなかった。エラいわ〜。


それで、先週のレッスンでも、トロットのとき、急にキャンターを始めてしまったんだけど、ムチが知らないうちにティムのお尻に触ってたのかな?と思ったら。
Cさんいわく、触ってなかった、と。
ティムはとても繊細なので、ライダーのちょっとしたバランスの変化や脚の動きに反応してしまうのかもしれませんね〜、と。
う〜ん、そうなのか。
わたしが、自分でも気がつかないうちに、なにかやらかしてるのに違いない


でもね、繊細だからって、あまりソフトに扱いすぎるのもよくないのです、と、Cさん。
あ、それは、前にも、聞いたことがある。
ティムくんだって馬、さぼれそうなら、さぼりたいのです。


以前、ここで教わったMさんは、若いけど海外も含めて大きなヤードで働いた経験がある人で、いろんな馬をたくさん見てきたらしいんだけど、よく、こう言ってました。
「馬は、社会性のある動物で、基本的に強い頼りがいのあるリーダーに従うのが好き。
そうすれば、自分で自分の身を守ることを考えなくてもいいし、言われた通りにやってればいいんだから、本馬も楽チン。
ところが、ライダーが優柔不断で頼りないと、馬も不安になり、ストレスになる。
そして、自分でどうにかしなきゃと、考えるようになり、それが問題行動につながる。
それが、いけない。
的確に分かりやすい指示(扶助)を出す+かならず指示通りに動かすようにするのが、大事。
Be the Boss!! (ボスはあなたです!)


なるほど、シンプルで、分かりやすい。
この言葉って、そのまま、犬にも当てはまりますね。
自由犬のマンディだって、ゲームのとき、わたしの指示に従うのが好きなのです(いつもではないが....、汗)。
本能から来てるっぽい。


マテをしてるマンディ。



そして、練習は気長にやる。短気はダメ。
同じことを何度も練習して、できたら、ほめる。
そうすることで、犬とのきずなが深まるのが、楽しい。
ふと、自分と犬が通じ合う瞬間があるのです。
馬は、わたしの場合、自馬は持ってないし、持ってたとしても、自分でしっかり訓練できるほどちゃんと乗れないので、それ以前の問題。
でも、そんなわたしでも、たまに、あ、いま、馬が分かってくれてる、と思う瞬間があります(気のせいだったりして....、笑)


ティーゼル:ヘタッピ〜だから、なにをしてほしいのか、分かんないのよね〜。

お〜、ティーゼルちゃん、いっしょにがんばろうね。
それにしても、その顔、もうちょっと若い女の子っぽく、できない?
よだれ、出てるし(この学校では、ランチは水分たっぷりの生の草を与えられてます)。


Mさんといえば、一年以上前に、まだMさんがこの学校にいたとき、初めてライトシートを教えてもらいました。
そのときは、ウォークでもふらふらして、5秒継続させるのもやっとだった記憶が。
さらに、1年ほど前だったか、グループでレッスンをする機会があったとき。
ライトシートでキャンターをするように言われ、わたしだけやったことがなくて、「で、できませ〜ん!」と、叫んだ覚えが(はずかし〜
それでも、Mさんが、できるわよ〜!!やってみて〜!と叫ぶので、
トライしたら少しできたけど、ほんの3秒で、お尻が鞍に付いてました。


そのころからしたら、いまはずっとマシ。
やはり、進歩してないようでも、ノロノロでも、続けてれば、そのうちできるようになってくるものなんですね。
ただ、そこで、欲を出して、他人と比べちゃったり、上級になりたいとか、焦りだすと、楽しめなくなってくるんですよね〜。
楽しいってことが、一番大事かな。


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