ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

屋根も壁も無くなって

家の改築の更新をしておきます。

大風などの悪天候の中、作業は続いています。

先週の現場。

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屋根が大風でぶっ飛んだ状態?ではなく、予定通り、屋根が取り除かれました。

家の中から外を見た様子。

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これで、二つの壁が取り除かれた(正確には、ひとつはまだ残ってますが)ので、オープンプランにしたら、どのくらいの空間になるのかが、想像しやすくなりました。

このときはまだ、床がありますね。

さらに、今週の半ばには、上の写真ではまだある赤煉瓦の壁が取り除かれてました。

 

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下の写真の左にいるのが、工務店の責任者でプロジェクトマネジャーのLさん。真ん中に立ってるのが、アルミニウム枠の二重窓やドアを作ってる業者のGさん。

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今回の改築でとても大事なのが、この、フォールディング・ドア(折りたためるガラス戸)と窓なのです。 

部屋の中と庭・パティオとの一体感を出したり、自然光をたくさん取り入れるのための必須アイテム。また、屋根の上にも天窓(スカイライト)を入れる予定。明るい空間は家を売るときのセールスポイントにもなります。

昨年、Gさんのショールームで製品を見たわたしは、「軽くて動かしやすいのがいい、ウチにはGさんのガラス戸や窓を入れたい」と思ってました。

そこで、今回ようやく工事が始まった頃を見計らって、Gさんに現場を見てもらい、工事の責任者のLさんとも会ってもらったというわけです。

そして、なんと、二人してわたしに言うには、「建築士(実際にはその部下のテクニシャンの人)が描いたデザインは物理的には不可能なので、変更するしかない」と。

詳しい話になりますが、フォールディング・ドアを付ける場合、ドアの上の部分に25cmほどの厚いフレームを付けるため、そのすぐ上に窓を付けることは不可能らしいのです(デザインでは、すぐ上に窓を付けてます)。写真の中の左側の白いフレンチドアと同じデザインです。

まったくもって、やっぱり役に立たない建築士に当たったものだと、いまさらながら思うのですが、しょうがない、上の窓をなくして、その分ドアを企画以上に縦に長くしてもらうことにしました。

まあ、それでも、最初に建築士にデザインをお願いしたときとは、自分の中でも好みが変わってきていて、今回の変更も、自分の中ではほとんど衝撃はありませんでした。

1年前は、エドワード朝時代の家だし、伝統的な英国風の家にしたい、と思っていたんだけど、いろんな雑誌やネットで情報を得ているうちに、だんだんと、考えが変わっていったのです。

キッチンも、最初は英国風と思ってたんですが、結局、モダンでシンプルなデザインの機能的なドイツ製のキッチンを入れることにしました。自分でも心境の変化にビックリ。

だいたい、オープンプラン自体がモダンなんだし、全部コテコテの伝統的なスタイルよりも、伝統的なところを残しながらも、新しい斬新なデザインも入れたほうがいいんじゃないのかな、そうだ、それがいい、と思ってきたのでした。

このように自分の好みが変わることは予想してなかったんだけど、結果的に、いろんなことに予定以上にうんと時間がかかったため、自分が本当にどうしたいのか、気づく時間があったのは良かったことかもしれない、と、ポジティブに考えることにしましたよ〜。(←もう、工事が始まったので、少し気持ちに余裕がでてきたかも、笑)

結局、今回、フォールディングのガラス戸や窓を入れる部分は、モダンな増築部分として、他の部分とは別に考えることにしました。

下の写真はそれから2日後の金曜日。

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この写真では分かりにくいけど、屋内の床はすでに取り除かれてました。

左奥にキッチンが入ることになり、いま天井や壁がない部分は居間にするつもりです。マンディとステラも、開け放したフォールディング・ドアからすぐに庭に出れるので、気に入ってくれるかも?

日が暮れてから行ったのでもう誰もいなかったけど、写真を撮って、ドリンクと菓子パンを差し入れとして置いておきました。