ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

ドローイング・クラス

今日も珍しくいいお天気。
午前11時過ぎ、陽も差していたのに、水溜りにはまだ氷がのこっていた。気温は3度前後。


お散歩が終わり、午後は先週から始まったドローイング・クラス。
このクラスは、ロンドンのホルボーン駅の近くにある、City Litという成人向けの学校で行われている。
美術だけではなく、語学、人文学、ヨガ、音楽などありとあらゆる、パートタイムのコースが用意されている。
私たちの先生は、スコットランド人の(強いアクセントがあるので)40歳前後の女性。
今日は、3Dを意識した描き方。
題材は、シンプルで、りんご、バナナ、オレンジ。
りんごやオレンジのの場合は、まずキュービックを描き、それから輪郭を実物に合わせて整えていく。
バナナの場合には、パネルを重ね合わせていく。
このパネルが結構難しい。
キュービックの例。実物を元にキュービックを描き、それに輪郭を付ける。

それから、トーンを加えると、次のように変わる。

バナナの場合。


なるほど、このやり方の方が、ただ輪郭を描いてトーンを付けるよりも、立体感が出やすいかもしれない。
このクラスは、平日の昼間に行われるためか、60代半ばからその上くらいの女性が大半で、10数人中男性は2人。
私以外は全員イギリス人のよう。
以前取ったクラスでは、40代、50代の人も多かったし、20代の若い人も少しはいたし、日本人も含めて外国人も少しはいたが、今回はこんな感じ。
最後に先生がキュービックを使って人間を描くデモンストレーションを見せてくれた。
[Alison のデモンストレーション]

足を組んで読書をしている女性。あっという間に描いた。さすが。
クラスは以前にも取った他のクラスと同じで、始終和やかな雰囲気。
例えば、私は宿題を忘れたんだけど、「ごめんなさい、忘れました。」とそのまま言ったら、その先生、「違うでしょ、やったけど、バスの中に忘れちゃったのよね?」、ついでに私の隣の人にも、「あなたもそうでしょ?」
今度は生徒の一人が、「今日はロンドン・バスの落し物係りでは、素描デッサンの展覧会をやっているわね。」
たいしたことじゃないけど、こんなジョークって、子供のころから周りの大人がそんな冗談を言っているのを聞きながら育っているから、誰でもほいほい出てくるのかも。
こういうときに、自分が違う文化から来たことをちょっと感じたりします。余談ですが。
さて、ウォータールー駅。5時半過ぎに到着。
いつもより若干少ない程度で、月曜日と違い、かなり混んでいた。
でも、今日はあちこちで地下鉄の不通や遅延があり、そのために仕方なくこの駅に来た人も多かったに違いない。
だから、なんとも言えないけど、みんながテロを恐れてこの駅を避けていると言うのは私の考えすぎだったのかもしれない。