ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

マリインスキー・バレエの白鳥の湖

ロシアのマリインスキー・バレエ(ソ連時代には、キーロフ・バレエと呼ばれていた)が今、コベントガーデンのロイヤルオペラハウスで上演中。
昨日、夜7時半からの白鳥を観に出かけた。
チケット売り場では当日券に長い列ができていた。やっぱりロシアのバレエ団の白鳥はみんな見たいはずだと納得。
わたしは3ヶ月以上前にオンラインで予約したけど、その時点ですでに席はあまり残っていなかった。
で、今回は、オーケストラピッチの真横と言う、かなり安い席を取ってみた。
舞台の奥の方が見にくくなるけど、前面に出てきたときにはほぼ見えた。
Stall Circle のA8。かなり前の横。


昨夜の主役は、Alina Somova。
手足が長く、細くて、抜群のプロポーションで、きれいな顔立ち。
後でググったところ、瞬く間にプリンシパルに昇進したために、かどうか分からないけど、彼女を嫌いな人も多いみたい。
体操選手みたい、演技力がない、サーカスのポニーだ、と。
私は彼女に演技力がないとは思わなかったけど、安定感がないというか、ところどころぐらついたりしてたし、正直、ロイヤルのプリンシパルの方が安心してみていられると思った。
特に、黒鳥のシーンは見せ場だと思うけど、スピードもなく、いまひとつ、わくわく感がなかった。
2年前にロイヤルのラコスタとロホで見たときは、あまりに興奮して、心臓がバクバクしたものだったが。
でも、華やかさはそれなりにあったかな。
まだ若いし、これからなのかも。
それより、相手役の王子が、いけていない。
美○憲一をくずしたような顔立ちに、跳躍もあまりできなくて、がっかりだった。
(わたしは専門家ではないし、これは、ただの素人のたわごととしてお聞き流しください。)


まあ、それはさておき、それでもかなり楽しい一夜だった。
やっぱり、ロシアの群舞はすごいと改めて思った。
まず、皆、同じ背格好というか、背丈がみなほぼ同じ。3cmも違わないんじゃないかと言うほど。
ばっちり揃っているし、さすがだった。
なにより、いまさらだけど、白鳥の湖って、音楽も含めてやっぱり素晴らしい。


自分の席から、始まる前に

オーケストラが丸見えになるほど、前の横でした

Ninette de Valois が履いていたシューズ(注:マーゴのではありませんでした)

幕間のシャンペン・バー

最後の挨拶



私の席の横には、70代くらいの女性が2人。
とても、楽しそうで、幕間にも、わたしに「楽しんでいる?」と聞いてくるほど、上機嫌。
最後には、ブラボーと叫んでいた。
わたしもあのくらいの年齢になっても、元気でこの劇場に足を運び、ブラボーと声援したいものだと思った。
日本だったら、歌舞伎なんだけど。


さて、この日には、ちょっとしたオチが。
家に帰り着いたら、もう、11時40分。なぜか、電気がついていない。
Hが庭で何かしていると思ったら、いったん庭のゲートから外に出て、玄関からわたしの後から家に入ってくる。
そんな時間に、なぜか、ジョギングのいでたち。
なんと、会社から家に帰りジョギングを始めたまではよかったものの、鍵を裏庭へのドアのものと玄関のものと取り違えて出かけたらしい。
それで、玄関から家に入れなくなり、何とか裏庭には入れたものの、裏庭へのドアにはその鍵だけではなく他の鍵も必要だったため、入れずじまい。
しかたなく、庭で、私の帰りを待っていたとのこと。3時間。
マンステは、Hが何とか開けようと工夫していたとき、なにかのゲームだと思ったらしく、家の中で自分もお気に入りのおもちゃを咥えてシッポを振っていたそうだ。




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