ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

この池で泳いでいいの?

先週の日曜日には、まだまだあきらめていませんよ〜、ステラの水泳レッスンに出かけました。
サリーの、Guildford と Horsham の中間辺りにある、Cranleighと言う村のはずれにある、池、Vachery Pond に行こうと、Hが提案。
地図で見つけた池で、まだ行った事はないところです。


車で1時間ちょっと、村に着いて、いつもようにパブランチ。
裏庭で注文を待っていたら、隣のテーブルに来た5歳くらいの女の子、マンステにとっても興味がある様子。
近づいてきて、何気なく触ろうとしますが、とても人見知りで、何か私が言っても聞こえない振り。
お母さんは疲れた感じの人で、見て見ぬ振り。
触るのはいいんだけど、全てがマンステのようにフレンドリーな犬じゃないんだし、親は自分で犬への接し方をちゃんと教えた方がいいんじゃないの、と思いました。


さて、ランチが終わったら、池へ向かって出発。
で、さっそく迷ってしまい、たどり着けません。
私は他の池のように、てっきり、池のそばに駐車場があるのかと思っていたら、そうではなさそう。
地図だけでは行けそうにないので、Hが車を降りて通りがかりの人に道を聞いて、ようやく、行けそう???


駐車場がないことが分かったので、わき道に車を止めて、さあ、歩き出しました。
ところが、なんだか、またよく分からなくなってきて、私有地につき立ち入り禁止、と書いてある看板が、なぎ倒されている野原の前に到着。
わたし「この野原は誰かの私有地?」
H「そうかも、よく分からない。でも、看板がなぎ倒されていると言うことは、入ってもいいんじゃないの?」
どういう理屈?と思いながらも、いまさら引き返す気もしなくて、周りには誰も居ないし、行ってみよう、と、これまた、柵の針金がなぎ倒されているところから、草原に入りました。


リードをはずされ、喜ぶマンステ




しばらく歩いていると、なんと、空には飛行機が派手な音で舞っているではありませんか。

Hが言うには、近くで第二次世界大戦で活躍した飛行機のショーをやっているんだろうとのこと。
そういえば、4月のロイヤルウェディングでもこの手のヤツを派手に飛ばしていましたよね。
ふ〜ん、勝てば官軍ってこのことね、と言いたくなるのを一応押さえて、さっさと歩きます。


で、野原を横切り、なにやら、公道っぽい道をしばらく行くと、大きな門に繋がる道があります。
Hは、きっとこの向こうに池があると言うのですが、門の横には、Private Driveway と言う文字が控えめに書いてあります。
???
この門の先に行ってもいいものなのか?
それにしても、立派な門で、高さも3メートルくらいはありますが、開いています。
いいんじゃないの? と中に入ったら、すぐに池が見えました。


じゃ、早速練習です。
気温は20度ないけど、いったん水に入ったら、そんなに寒くないかも、と言うことで、長靴をウォーターシューズに履き替えたりしていたら、車が近づいてくる音がしました。
そうしたら、Hさん、どうしたと思います?
急に、かくれろ、と小声で言って、自分だけ荷物を茂みに引き寄せてかくれるんです!
は?と思った私は、すでに遅し、20メートル先を高級車が通り過ぎ、履き替えているところをばっちり見られました。
わたし「自分だけかくれてもしょうがないでしょう!?この池って、誰かの持ち物なの?」
H「よく分からないけど、もしかしたらリッチ・バスタード(とんでもないお金持ち野郎)の持ち物なのかも。」
わたし「で、私たちはここでこんなことをしていてもいい訳?」
H「分からない、何も標識とかないし、........」
でも、せっかく履き替えたことだし、池に入ることに。
マンディはすでに楽しそうにフリスビーで遊んでいます。
気温は20度弱、水は最初は冷たかったけど、しばらくすると慣れてきて、そんなに寒くは感じませんでした。
が、肝心のステラさん、せっかくこんな思いまでして入ったと言うのに、やっぱり泳いでくれない。
しらばっくれて、岸の近くで草を食べたりしています。
仕方なく、マンディにフィリスビーを投げたりしていたけど、Hさん、ちょっと不安になってきたらしい。
さっきのリッチ・バスタード(この言葉に、ヒガミが見られます)が、警備員か誰かに電話してたら困るよね、と言うのです。
わたし「あのね、わたし、この年になって、かくれたり走って逃げたりとかしたくないんだけど!」
と言うことで、30分たったかたたないかくらいで、早々と撤収することに(笑)。
第一、ジャーマンシェパードなどのガードドッグに、マンステが噛まれたりしたら大変。
どうせ、Hは自分だけかくれたり逃げたりしそうだし。


帰りの道もいまひとつ、はっきり分からないと言うか、公道だと思って歩いていたのに、突然途中から、また、私有地につき...の看板が。

突然そんなことを言われても引き返すわけには行きませんよね?!
わけが分からない。
隣には、小さな道があるので、そっちならいいと言うのか???

不思議そうにこっちを見ているマンステ、ごめんね。
とにかく、歩いていいのかいけないのか、分からない道を歩いているうちに、何とか車を停めた道にたどり着きました。
その道の前の車道に出る前に、こんな標識が。

へし折られた部分は、Public と書いてあったに違いありません。
Public Bridleway とは、公の乗馬道です。
もしかして、公道だったのを、何処かのお金持ちが買い取り、public の部分をへし折ったのでしょうか?
それとも、誰かのいたずら?


まあ、よく分かりませんが、とりあえず、何事もなく、そして、ステラは相変わらず泳げないままで、終わりました。
それにしても、なにかあったら、マンステを守るのはわたしだと、改めて、つくづく実感したのでした。


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