ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

雪、そしてシェパードのアリスちゃん

木曜日の夜から雪が降り出したけど、朝にはほとんど止んでいて、道路にはあまり積もっていなかったので、車で公園へ。
やっぱり、公園は雪景色。



マンディは、わたしが雪ダマを投げるのを、勝手に期待して、待ちかまえるんですよね。
少し歩いては、こうやって(↓)勝手にかまえて伏せて、私が投げないと、また少し先へ行っては、また伏せて、「なげて」ビーム。
かなりしつこい。全然飽きないみたいで。
このシンケンな顔を見ていると、この執着心をいい方向に生かせるように、ガンドッグ・トレーニングを子犬のころに始めていればよかったかも...、とちょっと申し訳ない気分になったりして。
去年、ガンドッグのインストラクターのIさんに、「このコは、何でも自分がやりたいようにしかやらない!ガンコ者!」とサンザン叱られましたからね...。

それにしても、黒ワンは雪景色を背景に撮ると、ますますボケボケになりやすい。
ていうか、顔がよく見えない。


バギーで赤ちゃんと散歩しているおかあさん。赤ちゃんは寒くないのかな。




駐車場に近づいたところで、ずーっと前にわたしの旅行中にマンディを預かってもらったことがある、Nさんにぱったり遭遇。
Nさんは、去年レスキューから迎えたアリスちゃんというジャーマン・シェパードを連れている。
なんでも、70歳を過ぎた病弱でひとり暮らしの男性が、(6年前に)子犬のアリスちゃんを飼いはじめたらしいんだよ、と呆れ顔で話すNさん。
この子犬がそれから12,3年は生きることを考えると、そのひとは最初からちょっと無謀だったことになる。
さらに運の悪いことに、このおじいさんが、しばらくしてアルツハイマーになってしまい、ちゃんと世話ができなくなったのに、そのままアリスちゃんは5年ほどその家にいるはめに。
きっと、しつけはおろか、お散歩もろくにしてもらえなかったらしく、ヒトリで公園を徘徊していたところを、レスキューされたらしい。
近所の人は、もしかしてアリスちゃんのそんな状態を知らなかったのかもしれないけど、誰も通報しないで、何年もほっといたなんて....。
家の近所でそんなことがおこっていたら、きっと誰かがもっと早く、RSPCA(王立動物虐待防止協会)に通報していると思う。


今のアリスちゃんを見ると、そんな過去があったとは思えないほど、明るい笑顔を見せてくれる。
でも、とても焼きもち焼きなため、マンディがNさんにワサワサと近づくと、Nさんはちょっと心配していた。
マンディは、わたしが止めようとしても、Nさんに飛びつこうとする。で、お縄に。まったく(マンディのせいでアリスちゃんの写真はなし、まったく〜)。


アリスちゃんは5歳まではリードを付けて歩く練習などしていなかったため、リードを付けているNさんをひっぱる、ひっぱる。
シェパードですからね〜、Nさんはとても力がありそうだからいいけど、腰の悪いNさんの奥さんはきっと連れて歩けないでしょう。
わたしでさえこの体重をかけて踏んばっても、きっと引きずられるかも。
Nさんは、元警察犬訓練士だったひとのクラスに出てしつけをしているらしい。
その訓練士さんは、やっぱり犬も6歳になると、人間で言ったら40歳を過ぎているわけだから、そのくらいの年になって、いまさら、急に、ああしろこうしろと言われても、やる気が出ないコが多く、時間がかかる、と言っていたそう。


でもね、Nさんはアリスちゃんのことがとてもカワイイみたいだし、アリスちゃんも幸せそうで、わたしも見ていてうれしくなってきた。


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