ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

ホームレスの犬(ウォータールー編)

ステラ:え〜っ!?犬にかまれたんですか?イタかった?



いいえ、噛まれていないから、心配しないでね。


実は、昨日、ロンドンのウォータールー駅の前の歩道を歩いていたら、目の前にホームレスのお兄さんと、その横に寝そべっている犬がいたんです。
犬は雑種のようだったけど、大きさ的にはラブラドールくらいで、ローデシアン・リッジバッグとスタッフィーが混じっているような感じ。
マッチョ系で、かつ、悲しそうにも見える妙に愛嬌のある顔でした。
人通りが多く、うるさいし、こんなところで寝そべっていても、犬にとっては何もいいことはなさそうで。
思わず目が合って、ジーっと見てしまったら、そのワンコも、つまらなさそうな顔をしてこっちを見ています。


ところが、そのまますぐ横を通り過ぎようとしたら、急にその犬が、ウ〜、と少しだけ唸ったかと思うと、いきなりわたしの方へ飛びかかろうとしてきました。


(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ)
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(以下、つづきです)


ヒ、ヒャ〜!と意外な展開にびっくりしたけど、とっさに、都合よく右肩にかけていた黒いラックサックを犬の前に振り下ろして、盾にできました。
すると、犬は、わたしのラックサックに噛み付いて、ぐいぐい引っ張ります。
が、鎖につながれていたので、お兄さんがすぐに鎖を引いて、犬を止め、犬は頭から毛布をかぶせられてしまいました。


ほんの、4、5秒くらいのことだったけど、近くにいた人は私たちの様子を見ていたので、しばらくは、このお兄さんに近づいてコインをあげようという人はいなかったかも。


それにしても、なぜ、突然飛びかかってきたんでしょうね。
ただし、ラックサックを噛んだといっても、穴も傷も付いていないので、犬としては、本気ではなかったようです(多分)。
第一、目が燃えていなかった(笑)。
本気で攻撃してくる犬は、殺気立って、目の色も変わるように思うんですが。



う〜ん....
目が合ったので、ガンをつけられたと思った?(わたしは、にらんだつもりはなく、どちらかというと、ハローと言う気持ちだったんだけど、カン違い?)
黒いラックサックに嫌な思い出があるとか?
まさか、かまってほしかったとか?(もしそうでも、いまのままなら、かまってあげる勇気はナイが....)
暇つぶし?(意外とこれかも。退屈していたようだったし。ろくに運動もしていないと思うし。)


いずれにしても、しつけが入っていないことは明らかで、特に、小さい子どもが近くを歩いていたりしたら、危ない、危ない。


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(この写真は借りてきたもので、今回のこととは全く関係ありません。)


このホームレスのお兄さんにとって、この犬は唯一の友達かもしれないし、
どういういきさつで、この犬とお兄さんが知り合って、いっしょに暮らしているのかは全く分からない。
いろんな物語があるのかもしれないけど、こんな風に暮らすのって、やっぱり、よくないですね。犬にも、もちろん、人間にも。


それにしても、犬は、あっちのお金持ちのお家の子になったら、美味しいご飯がたくさん食べられるのに〜、と他をうらやんだり、
うちのホームレスのお父さんはビンボーでカイショーなし、と見下したりしないで、ただ、慕ってくれるのが、やっぱりすごいです。


マンディ:... じつは、ワタシは公園の門の前の、とっても大きなおウチの子になりたかったんですよね〜。あ、これは、ぜったいに、ナイショですよん。


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聞こえてますよッ。だいたい、そんな格好で寝ているようじゃ、イイとこの子にはなれないの!


ところで、話は全然変わって、昨日はポートレート(初級)のコースの最終日で、セントラルに出かけたのでした。
この日はチャコールでドローイングをしたんだけど、みなさん、それぞれ、初めのころより進歩が見られました。
それにしても、ポートレートは難しい...。
来期は、普通の油彩クラスにします。

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