ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

ダミーはお嫌い?!

土曜日の午前中はアジリティ、そして、その日の午後から、みんなでウィルトシャーのソーズルベリーへ向けて出かけました。
翌日の日曜日、その地域の農場で朝10時から開かれる、ガンドッグのトレーニング・デイに参加するために、前日から現地の近くに入ることにしたのでした。
参加者はステラとわたしだけど、マンディとH(オット)も一緒に出かけて1泊しました。


今回のトレーニングのトレーナーのDさんは、ラブラドールのブリーダーさんでもあります。
彼女の訓練に通っている方から、とてもいいトレーナーさんだからと勧められて、申し込んでみました。


さて、日曜日の朝、目が覚めたら大雨。
しっかりイングリッシュブレックファーストでお腹をいっぱいにして、さて、出かけよう、と支度をしているうちに、またも、もたもたして、少し遅れてしまったけど、無事到着。
このときまでには、雲行きはかなり怪しかったけど、雨は止んでいました。


さて、長靴に履き替えて、専用のホイッスルを首からさげ、ステラにスリップリードを付けて、急いで仲間に加わりました。
10時から午後1時までは、ビギナー&経験の浅いノビスの人たちの訓練です。
10人くらいのクラスで、ほとんどがラブラドール。
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(以下、つづきです)
でも、フラットもステラ以外に1頭いて、ホッと(笑)したけど、.....いえいえ失礼いたしました。
まだ18ヶ月のホリーちゃん、あとで分かったけど、レトリーブもちゃんとできる、なかなかの有望株。
飼い主さんによると、父犬がいろんなフィールドテストのチャンピオンとかで、すごいらしい。
このトレーニングが目的で、そういう犬舎から子犬を迎えられたようです。
やっぱり、この寒い中、朝からわざわざこんな田舎まで車を飛ばしてトレーニングを受けるくらいだから、みなさん、気合が入っています。
(時間にも遅れないし。)


トレーナーのDさんは、明るくて、おしゃべりで、テキパキしていて、紹介してくれた方がおっしゃっていたように、本当にいいトレーナーさんでした。
しかも、記憶力がいい。ステラとわたしの名前(わたしの名前はイギリス人には難易度が高い)もしばらくたったら、覚えていただいていました。


まず、みんなで横に一列に並んで、同じ歩調でいっせいにヒール・ウォーク。
アイ・コンタクトを取りながら、話しかけたりして犬の注意を自分に集中させます。
トリートを使ってもいいと言われていたので、グリルした鶏肉を使ったら、ステラはばっちり。
でも、トリートを使わないと、下を向いて地面をクンクンしがち(こんなんじゃ、ダメなんですが)。


それから、ホイッスルの使い方。
そして、みんなで大きく輪になって、向き合います。
Dさんの指示通り、指名された人が、いろんな方向に歩きます。
ハンドラーはゆっくりしっかり歩くこと。
中にはパピーもいるので、ラブと言えども、たまにジャンプしたり、走り出しそうになったりする子もいましたが、みんなだいたい上手くできました。


ビギナークラスですからね、WAITとCOMEなどの練習も。
ステラはこういうのは問題なくこなすので、とてもいい、おまけにビューティフルだ、などと褒めてもらいました。
マンディにマテをかけると、一刻も早く動き出したいからか、なんとなくちょっと猫背になってしまうんです。
でも、ステラはピーンと背筋をはって、しかも、きりっとした顔でこちらを見つめて集中するので、よく、美しいと褒められます(はい、自慢してます、ははは)。
呼んだら、寄り道をしないで、コッチへ来ます。


ここまでは、予想通り、難なくこなすんですが。
問題は、そうです、やっぱり、ダミーのレトリーブ。
Dさんが、犬から30メートルほど離れたところで、プルプルプル〜と声を出して注意を引き、ダミーを上に投げます。
パタンと落ちるダミーを、走って取りに行き、戻ってくる、それだけのことなんですが。
ステラはダミーの方向へ走るのですが、途中で「やーめた」となり、手ぶら(じゃなくて、クチぶら?)で、わたしのほうへ戻ってきます。
元気なく、ちょっとしょぼくれた感じで。
う〜ん、やっぱり....。4月のフラットのトレーニングデイでも、あまり拾いたがらなかった...。
でも、あのときには、最後にはなんとか拾って持ってきたりはしてたんですが。


Dさんが、テニスボールを代わりに出してくれました。
それをわたしがステラの目の前でぐるぐる動かして注意を引き、ぽいっと、そのあたりに投げます。
ステラは今度は急いでテニスボールまで走っていくものの、クンとニオイをかぐと、やっぱりクチぶらで、尻尾を振りながら、わたしの方に戻ってきます。
なんなの?ステラ〜。
公園では、マンディが持っているのを、横取りして運んでいるくせに!!
うちでも、大好きなおもちゃのバジちゃんでレトリーブ遊びをするときには、大興奮で持って来るでしょう?!
でも、実際、ボールやおもちゃに対する執着心は、マンディに比べたら半分以下かもね。
ちなみに他の子たちは、例外なくダミーに向かって走って行き、ちゃんとハンドラーのところに戻ってくる子もいれば、寄り道してなかなか帰ってこない子もいたり。
でも、みんなダミーには興味を示していました。


で、終わってからのDさんからのコメントは、
「ステラはとてもソフトでビューティフルで、わたしは大好きです。
服従心が強いし、家庭犬としては理想的です(まず、褒めてくれる、これ、大事ですよね?)。
「ただ、ガンドッグとしては、このままではちょっと困ります(ホントにそうです)。
おもちゃでもテニスボールでもなんでもいいので、ステラが好きなものを使って、遊びながらレトリーブをして、興奮させてください。
そして、口に咥えて運ぶようになるのが大事です。」


どうも、人見知り気味のステラはああいう状況が苦手?
それに、3時間もあったので、最後のレトリーブの時には、すでに、ちょっと飽きていたとか?
フラットは飽きっぽいので、訓練は短く、楽しく、となにかの本にありました。
楽しかったけど、3時間はちょっと長すぎたのか?
でも、マンディだったら、絶対にダミーにだけは飽きないとは思うけど。
とにかく、日ごろの練習が大事ですよね。
最近、おもちゃでレトリーブの真似事を時々するくらいで、何もやってなかったし。


それから、レトリーブのときにDさんがみんなにお話されたことで、なるほど〜と思ったことが。
それは、「犬はハンドラーの動作を、あなたが思っている以上によく見ている。なので、無駄な(必要ない)動きをしない。」ということ。
たとえば、ダミーを投げてドコに落ちたかが見えているときには、手で進行方向を指す必要はない。
ただ、犬の横に立って、コマンドを口にして、犬をリリースするだけでいい。
ダミーがドコにあるのか分からないときには、手で方向を示したあとで、リリースする、と。


う〜ん、とても面白い。
これって、乗馬やアジリティにも通じるものがあると思いませんか?


たしかに、ステラは、レトリーバーとしてはハンデがあるかもしれない。
でも、まだ、あきらめませんよ。
今日、時間がある時に、お気に入りのおもちゃのバジちゃんや、キーちゃんでレトリーブ遊びをいつもより長くしてして、たくさん褒めたら、すでに喜んでしっぽブンブン、興奮してました。
マンディが持っているようなレトリーバーの本能は少し弱いかもしれないけど、ステラはわたしを喜ばせたい気持ちでいっぱいなので、それを利用できれば、と思います。


今回は、見学は遠くからのみ許可されたので、最初だけ少し見学した後、Hはマンディと周りの森の中や草原を散歩してきたようです。
2ヒキとも、かなり満足したようでした。
なので、トレーニング中の写真はナシ。遠くからでも、2,3枚撮ってくれてたらよかったのに。
最後に、農場を出発する前に、マンディを撮ってみました。
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向こうの草原で訓練しました。
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忙しい週末を過ごしたためか、お疲れぎみ(?)のステラ。
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