ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

ジャンプポジション!

3週間前の、バッキンガムシャーでの乗馬レッスン。
インストラクターはいつものMさんで、馬は、初めての、アップルちゃん。


さて、このアップルちゃん、Mさんによると、ちょっと手強いらしい。
というのも、とても女の子らしい、つまり、気分屋さん
そういわれてみると、見た目も、なんとなく、女の子っぽい。
そして、引いて歩いていたら、たまたまそばを歩いていたポニーを、突然、噛もうとします。
いじめっ子?!


話が中断しちゃいますが、下の写真は、初日に乗った、働くおじいさんの、ペコさん!(その時の記事は、ココ

見た目は若いでしょう?
ニンジンをあげようとしたら、それはもう、大興奮!
鼻をこっちに向けて、ムヒムヒしてました。いや〜、コメディアンですね。
ぶれちゃったけど、こんな感じ。



さて、アップルちゃんとのレッスンの話に戻ります。
このアップルちゃん、最初は普通に歩き始めたけど、トロットを始めたらようとしたら、やはり、....とたんに動かなくなりました。
チッチ?と思ったけど、いやいや、ただ、動きたくないだけらしい。
(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)
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(以下、つづきです)
そこで、Mさんに言われた通り、ムチを使うと、なんとか動きだしてくれました。
でも、ムチも、最初からビシッと使わないで、最初はやんわり、それでも効き目がないようだったら、だんだん強くしていって、と。


やはり、馬も女子は、ややこしいんですね。
いつもの学校のネバダちゃんもとても気分屋で、いいときはとてもいいけど、気が乗らないと、ぱったりと動かなくなるときがあります。
落差が激しい。
考えてみたら、男の子でそんな子には、まだ会ったことがありません。
男の子の方が、あっさりしていて、単純な感じ。
やはり、馬も性別でずいぶん違うんですね。


そして、さらに困ったことに、アップルちゃんのキャンターはとてもハネハネなのでした。
トロットは割とスムーズなのに。
キャンターをやっていたら、あまりにも跳ねるので、前に投げ出されそうになり、おっとっと〜、という場面も。
アップルちゃんは、ほら〜、なにやってんのよ、下手っぴ〜、と思ってたに違いない。


そこで、Mさんは、この子ではキャンターの練習はあまりできないし、今日は、ジャンプポジションの練習をしてみましょう、と。
え?ジャンプ!?
あの〜、ジャンプをするつもりはないんですけど?と、わたし。
ジャンプはしませんよ、ポジションだけです、と、にっこりするMさん。???
ジャンプポジションを保つ練習をすることで、バランスがよくなるらしい。
あ、そういうこと?と、素直に納得。
(とか言って、あとで、ジャンプの練習もしてみましょうか?って言われても、困るんだけど。)


鞍から腰を少し浮かしたまま、少し前傾。
この姿勢を保つには、停止したままでも、腹筋と足の筋肉をかなり使わないと、あらら〜、すぐにお尻が鞍に付いてしまいます。
しかも、バランスも取らなくてはいけない。
いや、これは、思っていたよりも難しい。
また、前傾しすぎないで、肩を後ろに引いて、顔を上げるように、と。
それで、この姿勢のまま、ウォークでトラックを歩いた後、蛇乗り3湾曲をするように、言われてしまいました。


姿勢を維持するのが難しいので、たてがみを両手でつかんでもよい、と。
そして、その姿勢を維持しながらまっすぐ歩くだけでも難しいのに、くぅ〜、さらに進行方向の指示をしなくてはいけません。
右に行きたいときには、右手をたてがみから少し離して、手綱を操作。
その前に、馬はコーナーをカットしたがるので、それを防ぐために、右に曲がる少し前には、逆に左手をたてがみから少し離して、手綱を左へ引いて、コーナーをカットされないようにする必要があります。
ひぇ〜、忙しい!!
なんだか、とんでもなく変な形になったけど、とりあえず、ふらふらと歩けました。


アップルちゃんは、最初は気乗りしない様子だったけど、それでも、こちらも、Mさんに言われた通り、びしびしと指示をだし、ムチも時々使っていたら、そのうち、だんだん、いい子になってきて、乗りやすくなって来ました。
Mさんいわく、アップルは乗り手を試すから、最初に毅然と、わたしがボスなのよ!って分からせないといけません、と。
うん、やっぱり、ネバダちゃんと同じだわ。
そういえば、はねはねのテシーちゃんも、かなりそういうところがあるし、Exmoor で乗った、Bちゃんなんて、もう、あんたなんか乗せたくない、ってのが最初から見え見えでした。
最初にステイブルに挨拶をしに行ったときなんて、いきなりくるりときびすを返して、頭を反対側の壁に向けて、動かなくなっちゃったし(笑
あ、でも、シエナちゃんみたいに、いつも、とても素直な女の子もいるにはいるんだけど。


さて、その次の週にあたる先週。
Mさんと、馬は、ディブリーくん(男の子!)。
大きめ。素直そうな顔。
でも、口は繊細らしいので、ソフトハンドを心がけるように、との注意。
そして、ムチを肩に軽〜く当てただけで、ブーンと進んでくれます。
ムチはほとんど必要なし。
アップルちゃんみたいな、ふてぶてしさは感じられません(笑


写真は、レッスンが終わって、ニンジンを持って行ったときのディブリーくん。
[f:id:ManSteflat:20131211122154j:image:w550]


今回初めて、ウォームアップを自分でやるように言われました。
今までは言われた通りにやるだけだったけど、これからは、自分で計画を立ててやるように、と。
ウォークとトロットで、普通に大きく回る(Go Large)+20メートルサークル、15メートルサークル、10メートルサークル。
サークルは、必ず、文字板があるところから始める。
ライジング・トロットで蛇乗り3湾曲。
直線のときに、diagonals を変えるのを、いつも忘れがちなので、注意。
馬にコーナーをカットされないように(外側の手綱を使う)。


さて、先週初めてやった、ジャンプポジションを今回も。
考えてみたら、ロデオのとき、背中を倒した方がバランスが取りやすいと思ったけど。
このジャンプポジショって、前傾なので、その逆の体勢です。
でも、素人のわたしが考えても、何かを飛び越すんだったら、前屈みの方がずっといい、というのは感覚的に分かります。
ショージャンプを見ているときには、ライダーは楽に乗ってるように見えるけど、実は、とっても大変なんですね〜。
腹筋と脚の筋肉をかなり鍛えないといけないんでしょうね。


そして、Mさんがわたしの脚を持って、このくらいカカトを下げて、と足首を動かしてくれたのですが。
かかとは、思っていたよりも、かなり落とすことに気がつきました。
そして、大事なのが、膝はリラックスさせること。力を抜いて、緊張させない
次に、このジャンプポジションのまま、今度はキャンターをやるようにと。
普通に乗ってても、まだキャンターはちゃんとできていないのに、この体勢でキャンターを?!
.... キャンターを続けるためには、脚を締めなくてはいけません。
これがまた、大変。
脚を使おうと思うと、バランスが崩れる。
たてがみを持っても、う〜、できない〜。
20メートルサークルをやってるつもりが、とんでもない形に。しかも、フラフラ(笑


今回、ほかにも注意を受けたことは、いつも、トラックを回るときには、必ず、それないように、しっかりとトラックの上を進むこと。
少しでもトラックを外れることを許すと、馬は、ああそうか、自分の好きにしていいのだ、と思い込みがち。
そうすると、もっと、どんどん勝手なことをしだして、指示を無視するようになる。
なので、か・な・ら・ず、トラックをそれないようにするのが、大事。
また、コーナーをカットされないように(外側の手綱が大事)。


Mさんいわく、馬は強いリーダーに指示されるのが好き。
なので、びしっと、はっきり指示を出す。
優柔不断は、馬を不安にさせるので、よくない、と。
犬の訓練にも通じるところがありますね、やっぱり。


ともあれ、ディブリーくんは、アップルちゃんのような頑固さもふてぶてしさもなく、また、トロットもキャンターもスムーズなので、小柄なティンバーくんと同様、とても乗りやすい子です。
(だからって、わたしがうまく乗れるかどうかは、また別問題だったりするわけですが.....)
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