ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

うずまき、できません....

昨日は、サリーのO乗馬学校でレッスンを受けました。
インストラクターは、Aさん。馬はロージーちゃん。
この学校には、ブログをさぼってたときに、何度か来たことがありますが、ロージーちゃんは初めて。
背は15.3hh。つやつやのコート。


ロージーちゃんは、多分、いままでで、一番、前に進むための脚の扶助が不要な子。
なにしろ、ただ乗っかってるだけで、前に行きたい!という気合いを背中の上から感じるくらいで。
顔にもその気迫がみなぎっていて、他の子みたいに、ぼんやりしてません。
頭がよさそう?
そして、室内馬場に入ったとたんに、グイグイと歩いてくれる。
「今日はムチは要りません、でも、もしかしたら必要になるかもしれないので、そのときはわたしの短鞭を使ってもらいます」と、Aさん。
下手に使うと爆走するんだろうか??


ところで、わたしは、去年の6月くらいから長鞭を使ってます。
(ブログをさぼってたから、そのことは書いてませんでした。)
長いのを持ってると、ちょっとだけ、上達した気分(ははは〜
(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)


(以下、つづきです)
でも、イギリスでは拍車は上級にならないと付けさせてもらえないので、持ってません(一生付けられないかも)。
その前に、自分でも自信がないので(馬のお腹を傷つけるかも、とか)、付けたいと思ったことはないです。


さて、話を戻して。
お〜、ロージーちゃん、脚扶助なしで楽チンかも?って思ってたら、....甘かった。
特に、左回りのときに、コーナーをショートカットしがち。
なので、そのときは、左脚で押して矯正。
右回りでは、割と素直にコーナーまできちんと入ってくれます。
ウォークはそんな感じで、コーナーさえ気をつければ、OK。
手綱はあまり使わなくても、肩の向きで進行方向の変更も分かってくれる。
なかなか、いい子じゃない?!


ところが、案の定、停止のときに、素直に止まってくれない。
え、もっと歩きたいんですけど!!って不満が、ふつふつと首の辺りから立ち上って来るのが分かります。
頭を振って、意地でも歩き出そうとするので、手綱を引いたけど、あまり気にしてない様子(笑
Aさんいわく、やる気満々で進むからって、それと、聞き分けがいいこととは関係ありません。
ロージーは、勝手なことをしがちで、コントロールするのが難しいんですよ、と。


さて、トロットは、というと。
思っていた通り、サクサクと速い!
でも、速い割にそんなに跳ねないので、乗りにくくはないです。
楽チンで楽しい〜、と思ってたら....
ちょっと気を許すと、どんどん速くなってしまって。
腰の上げ下げをゆっくりにして、なんとかスピードを落ちつかせました。
でも、ほっとしてる暇はない、またすぐに速くなる〜。
いま、思うに、これ以上速くならないようにと、脚はあまり使わなかったんだけど、もしかして、脚で締めてたら、かえってコントロールが利いたのかも?どうなんだろう?
それでも、慣れてきたら、トラックを普通に回るのも、20メートル・サークルを描くのも、まあまあうまくできました。
ただ、コーナーで身体が内側に傾きがちになるのをやめる、また、つま先を外に向けないように、の2点(いつもの悪い癖)を注意。


さて、Aさん「じゃあ、今度は輪を描きながら、うずまきのようにだんだん輪を小さくしていきましょう。」
え?そんなのやったことないんだけど、まあ、できるかな、と、たかをくくってたら。
これが、とんでもない見当違いで、全然できませ〜ん
形がうまくいかないばかりか、ロージーちゃんはいやがって、勝手にトラックを大回りしようと、輪を外れてまっすぐに行こうとするのです。
もう、こっちに行きたいんだから、じゃましないで〜〜!!って、言わんばかりに、関係のない方向へ突き進もうとします。
そんなことは許さない、ボスはわたしだからね!と強気になり、
ダメダメ、と、矯正しようとすると、わたしの姿勢が崩れるし。
ロージーちゃんは聞き分けのない子がバタバタするかのように、頭を動かすので、手綱もよろしくない。
というか、手綱がよくないから、頭を動かすのかもしれませんね。
それでもなんとか、うずまきの方向へ持って行ったんだけど、これが、変な楕円のうずまきで。
頭がくらくらするかと思いました。


外側の脚を少し後ろに引いて、押しながら、肩を内側に引いて。
肩は、途中でAさんに言われて、そうやってみたら、あれ、ほんの少しの間だけどすんなりいった!
う〜ん、それでも、すぐに変な形になってしまう。いったい、どうしたら??


Aさん「今度は、逆に、小さい輪からうずまきを始めて、どんどん大きくして行きましょう」と。
小さくするのがうまくできなかったので、大きくするのも当然できないわけで。
ただ、初めての馬で、しかもコントロールしにくい子で、このうずまきは、ちょっとわたしには高度すぎたかな(←言い訳だけはうまくなる)?
で、結局、今日はキャンターは止めておきましょう、と言われて、ちょっとがっくり。


思うに、もし、先生がバークシャーのS乗馬学校にいたMさんだったら、きっと、馬ももう少し聞き分けがよく練習もうまくいったかも。
(Mさん、わたしの大のお気に入りだったのに、8月末に栄転して他の学校へ移ってしまったのです。)
あ、先生のせいにしてはいけないのは、分かってるんだけど。


Mさんはレッスンのとき、馬が聞き分けが悪いと馬をにらみつけたり、舌鼓したりしてました。
そうすると、お馬さんの方でも分かるらしく、従順になるのです(笑
しかも、わたしにも絶え間なく、矯正の指示がきたし、なんだか気が引き締まると言うか、馬と同じ気持ちになれたというか。
いっしょにがんばって、ほめられようね、って(笑
あまり先生に頼ってはいけないんだけど、先生によって、馬も態度を変えるのです。


うずまきは、結局うまくできなかったけど、勝手なことをするロージーちゃん、また乗りたい!
利発できびきびしてて、気が強いのが、また、かわいいじゃないですか。
最後に、ニンジンをあげたいと思ったんだけど、Aさんに念のために聞いてみたら、なるべくオヤツはあげないようにしてる、とのこと。
あれ〜〜、聞かなきゃよかった。
先月、他の先生のときには、いいよ、って言ってくれたのに。
乗るだけじゃなくて、あとでニンジンをあげるのが楽しみなんですけど。
このニンジンをあげられない、というのは、わたしにとっては大きな減点。
多分、万が一事故があったら大変、とか、馬が人が来るたびにオヤツをほしがるようになったら困る、とか、いろいろあるんでしょうね。
日本の乗馬学校では、たいてい、ライダーが自分でその日乗る馬のお世話をするようですが、イギリスではあまりやらせてくれないのです。
なので、ニンジンをあげることで、交流してるつもりなんだけど。


それに、この学校、終わったらさっさと帰った方がいいような雰囲気が。
なんというか、こじんまりしてて、とても静かで、うろうろしづらい感じ。考えすぎかな?
でも、このO乗馬学校では、いつもポニーじゃなくて馬に乗せてくれます。
それは、とてもいい。自分の体重だと、やっぱり馬の方が安心なので(笑
それと、この学校の馬小屋は、多分、今までの中で一番清潔で、お馬さんもとても大事にされてるのが分かります。
また、外馬場のむこうにはすぐにパドックやクロスカントリーのコースがあり、天気がいい日は、視界が開けてて、一面の緑がとてもきれい。
ただ、大きくて、ざわざわしてるところの方が、うろうろしても目立たないかもしれませんね。


ロージーちゃんの写真は撮れなかったので、先月乗ったときの、ホーリーちゃん。

ぬぼ〜っ。
こんな写真しかないけど、ほんとはもっと美人さんでした。
ちなみに、ロージーちゃんはさらに美人さん。
このホーリーちゃんもそのときが初めてだったけど、キャンターまですんなりいきました。
ロージーちゃんほど、グイグイ進まないけど、怠け者ではなくて、わりとちゃんと言うことを聞いてくれたっけ。
あ、でも、内容はほとんど忘れてしまった。
やっぱりマメにメモっとかないと、いけませんね。


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