ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

わがままな小娘から学ぶも、先は長い

乗馬記事、続きます。先々週の金曜日。晴れ。
S乗馬学校。外馬場。
ティーゼルと、Cさん。


いままで、ティーゼルちゃんに乗ったことは何度もあったけど、たいてい、手こずってました。
まだ8才くらいの若い牝馬。
そう、人間で言ったら、ティーンエイジャーみたいな時期かも。
聞き分けが悪いんですわ〜。
いいときはいいんだけど、悪いときに当たると、もう、全然言うことを聞いてくれない。
でも、なぜか、憎めないんですよね。
きっと、あの、ヌボーっとした、お間抜けな顔のおかげ?


あはは〜、ふてくされてるわ〜。

目張りはいってますか?


頭の上に乗ってるのは、たわし??

お笑い系をねらってるのか?
下の写真は、まだいいほう?というか、顔の一部しか写ってない。
でも、ポーズを取ってみました風にも見えませんか?



まず、頭絡を付けようと馬房に入ったのですが、ちょうど、干し草を食べてるところで、止めようとしない。
そこを、むりやり、ハイハイ、お仕事の時間だよ!と装着。
枯れ草をはみはみしながらも、ハミを噛んでくれました。というか、むりやり、押し込んだ(笑
ちなみに、頑固者とは言っても、ぜんぜん怖いことはなくて、わたしを噛んだり蹴ったりするような危険性はありません。


さて、ティーゼルちゃん。この日は、馬場に入ると、すたすたと歩いてくれます。
そして、トロット。トロットまでは、いいんです。いいどころか、とても、心地よい。
(つづきは、下の、続きを読む、からどうぞ。)


(以下、つづきです)
あまり跳ねなくて、スムーズ。いい感じ。
そして、キャンター。
まず、左まわり。これは、スムーズで、乗りやすい。
っと、ここで安心してはいけないんです。
右回りになると、とたんに、跳ねやすくなるばかりか、コーナーに入りたがらないし、円を描こうとしても、そのまま、直進してしまいます。しかも、高速。
わたしが「Cさん、右に曲がれません。」と、弱音を吐くと、「右の手綱を強く引いてください」と。
強く引いても、大丈夫なんですよね?と確認し、再度挑戦。


が、ぐぅ〜っと、引っ張るも、やっぱり、直進されてしまいます。
ところが、Cさん「いま、両方の手綱を引いてましたよ、しかも、左手が馬の首を越えて反対側にいってました。」と。
え〜!!自分では、まったく気がついていなかった。
少なくとも、いまのは、ティーゼルのせいではない。


で、今度こそは、と、またやってみたけど。
今度は、ちゃんと、上半身は内側を向いて、外側の脚で押して、内側の手綱を引いた(つもりな)のに。
またも、曲がれず、直進、しかも、かなり速いスピードで、わたし的には、暴走された感じ。
いや〜、ティーゼルちゃん的には、意地でも、ここでは直進したいらしい。


ティーゼルちゃんの口はとても強いらしいけど、あそこまで引っ張られても平気なのか??
痛かったら、きっと直進しませんよ、と、Cさん。
確かに。
ティムくんのときには、いつも、手綱はゆるくね〜、と言ってるCさんが言うんだから、間違いないかも。
しかも、ティーゼルちゃんのハミには、丸い輪の両脇に、直線の棒が付いていて、手綱を引っ張るとこの棒がほっぺたに当たる仕組みになってるらしいんだけど。
.... あまり効果がないらしい。
Cさんも、ティーゼルは、この学校の中でも1、2を争う頑固者(もう一頭は、メイプルちゃん、まだ、乗ったことがない)で、コントロールするのが難しいんですよ、と。


さらに、右に回りたくなくて直進されてしまうと、高速にもなってしまい、トロットに落とそうと外側の手綱をピンピンピンと、短く引っ張ってみても、効果なし。
両足を少し前に出して、ぐいっと押してみて、とCさんに言われて、そうしたら、お〜、確かに、速度が落ちました。
でも、加減よくしないと、トロットどころか、止まってしまう。


とりあえず、この後は、キャンター・リードの練習。
まず、ライジング・トロットの習い始めのときにやったように、チラッと下を見て、ちゃんと内側の脚(リードの脚)が前に長く伸びているかを確認するように言われたのですが。
これが、なかなか、分かりにくい。
なんとなく、分かったような、分からないような(笑
まあ、練習してけば、そのうち分かるようになるかな。
それと、リードの脚が反対だと、まず、乗り心地が悪い、ってことらしいので、それでも、判断できるとのこと。


今度は、馬場のX(真ん中)の両脇にひとつずつコーンを置き、そこまでは半円でトロット、コーンの間に来たら、自分で右に行くか左に行くかを決めて、キャンターを始めて残りの半円を描く練習。
これは、思いのほか、うまく行きました。
なぜか、右まわりにもちゃんと進んでくれる、ティーゼルちゃん。
Cさんによると、すべて、ちゃんと正しいリードでキャンターできてたとのこと。
う〜ん、さっきの直進はなんだったのか?
悪気はないけど、右回りは好きじゃないから、やりたくない、って、わがままなのかな。
ちゃんとやってくれるときには、乗り心地もいいし、サイズ的にも、わたしに合ってるように(ティンバーより大きい)思います。


ティーゼルちゃん、まだ若いし、これから調教もしっかり入って、そのうち、きっと立派なお馬さんになると思うよ、と、こころの中で言ってみたら、
アッカンベーしてました....。



でも、頭のいい子が意地悪で従わないというんじゃなくて、ちょっとヌボッとしてて、こういう風にしかできません、アタシ、って感じがする。
だから、憎めないのかな。
しかも、ニンジンを見ると、とたんに、あ、ちょうだい!って、ちょっと従順な顔。
頑固なのは、だいたい、牝馬は、大なり小なり、みんなそうみたいだし。


ティーゼルちゃん、また乗るからね。
ティムくんやディブくんだけに乗ってると、右を見てるだけでそっちに行ってくれる(改めて考えたら、すごいことですよね?)から、意識して馬を操縦する努力をしなくなりそう。
でも、ティーゼルの場合、ちょっと気を抜くと勝手なことをされそうなので、意識を集中させる、良い練習になりますです、はい。


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