ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

言いがかりをつける飼い主

今日のビズラの飼い主は、無責任だけど、けんかを売ってきたりはしなかった。
なかには、ホントにたまにだけど、いるんです、言いがかりをつけてくる人が。

そういう人は、公園で自分の犬がマンディかステラを追い掛け回していると、まず、「あなたの犬はヒート中じゃないの?」と聞いてくる。
私はヒート中の犬は絶対に公園には連れて行かないので、そう言うと、あっそう、とちょっと疑り深い眼をして、犬をリードに繋ぎ、連れて行く。
と、そこで、ほとんど大半の犬は飼い主に引かれて、とぼとぼと違う方向へ行き、それで終わるんだけど、今回のステラのケースのように、マンディにとてもしつこく付きまとう犬がいた。

マンディがまだ2歳くらいのころだったと思うが、太ったボーダー・テリアがクンクンつきまとって離れない。
そのころはマンディもまだ若かったし、ガウッ、と唸ったりしなかったため、その犬も止めなかった。
最初は私も、「You are too small.」などと、冗談を言っていたのだが、そのうちしつこくなってきたので、飼い主に繋ぐように頼んだら、「あなたの犬、ヒート中じゃないの?!」と、非難がましい声で絡んできた。
違うと答えて、その場はそれで終わったが、しばらくして、ふと気が付くと、そのテリア君が飼い主を離れて私たちの後を付いてくるため、仕方なく私たちも飼い主の方に戻っていった。
飼い主は、ほかの事でいらいらしていたのかもしれないけど、いきなり、「あなたねえ、ヒート中の犬を公園でフリーにするなんて、非常識よ。」ときた。
ヒート中じゃないと言っても信じない。
きっと、自分が普段から平気でうそをつく人なんだろう、外国にはそういう人が日本人より多いように思う。
テリアの飼い主「この子はねえ、2回お父さんになったことがあるの。だからやり方を知っているのよ。」
私「えっ、この犬がお父さん?」
だって、太っていて、見た目もあまりよくなかったので、ちょっとびっくりしたのだ。
彼女はますますムッとしたみたいで、
「ウチの子はあなたの犬が大好きみたいだけど、あなたの犬はちっとも興味がなさそうね。」
当たり前でしょう!?マンディみたいに、若くて元気で、ビューティフルな(犬には見た目は関係ないが)犬が、どうしてわざわざこんなチビデブのオジイさん犬を好きにならなきゃいけないのでしょうか?
さらに、「この子はねえ、とても鼻がいいから、公園の反対側にヒート中の犬がいても、かぎ分けて付いて行ってしまうのよ。」
それって、自慢になるわけ?
もうこの人にいくらヒート中じゃないと言っても意味がないと分かったので、とりあえず、つないでいる隙にと、さっさとその場を離れた。
家に帰ってチェックしたけど、マンディはヒートの兆しはなく、その後2,3ヶ月経って、来た。

ただ、今まで4年半以上毎日散歩をさせていて、こんなことが稀にあるものの、ほとんどは快適なお散歩で終わる。
この公園に犬のお散歩に来る飼い主さんたちは、大半がとても親切でマナーを心得ている人だと言うことを、最後に強調しておきます。
知らない人同士でも、すれ違うときに、挨拶したり、にっこり微笑んだり、気持ちのいいお散歩ができる。
イギリス人も割と人見知りの人が多いように思うが、犬を連れているだけで東洋人の私にも親しげに犬の話をしてくる人も多い。