ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

先を考えて準備する(乗馬だけではないかも?)

乗馬日記が続きます。


水曜日。
Mさんとアイビーちゃん。
下の写真は、ちょっとおすまししてるところ。



最近は、この学校では頭絡を自分で付けさせてもらってます。
でも、これが、なかなか、難しいのです。
あれ、どの輪っかがどこに入るんだっけ?って感じで。
耳に入れるところと、マズルに入れるところがあるんだけど、ごちゃごちゃになってしまいがちで、ややこしいんですよね(わたしだけ?)。


まず、アイビーちゃんの左側に立って、同じ方向を向く。
そして、手綱を馬の首にかけた後、右手で頭絡部分の全体の半分くらいのところを握り、
馬の顔の右側にその手をあごの下から持っていき、左手でハミを馬の口に入れて噛ませます。
そして、すかさず(ぐずぐずしてはダメ)、上の輪っかを馬の耳に入れて、下の輪っかをマズルに通して、
最後に、ベルトを二つ締めます。
ひとつはあごの下にあり、少しきつめに締め、
もうひとつは、顔の左側に縦に通ってるもので、これは自分のコブシがひとつ入るくらいにゆるく締めます。


これ(↑)でよかったかな?ってくらい、うろ覚えなんですけど(笑
この日は、アイビーちゃんはちょっとご機嫌ななめで、ハミを噛みたがらない。
イヤイヤと首を振ります。
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(以下、つづきです)
すると、Mさんが、「いいかげんにしな、このわがままっこ!」と言って、頭をぺんぺんとはたきながら、素早く噛ませてくれました。
Mさん、若いけど、迫力あります(笑
後は、前髪をささっと整えて(コレは一番簡単、当たり前ですね)はい、できあがり。
そのうち、自分だけで、余裕でできるようにならないと。
ちなみに、よく乗ってるティンバーくんは、いつも、顔を全く動かさないし、ハミもすぐに噛んでくれて、とても楽です。
(それでも、まだうまくできなかったりするんですが)


アイビーちゃんは、コレで2回目だけど、ちょっと不安定で勢いがある子だってことを、実際に乗るまで忘れてました。
前回初めて乗ったときには、キャンターが速すぎて、ちょっと焦ったんだった〜、と乗ってから気がつくありさま。
最初のウォーミングアップで、少し慣れてきたら、蛇乗り3湾曲を。
直線になったときに、diagnols を変えるのを、まだよく忘れるんですよね。
そして、それに気を取られてると、今度は、ターンのときに前もって、進行方向の先を見るのを忘れがち.....ふぅ〜。
目の前に壁が見えてから急いで進行方向を見ても、おそい!!
Mさんに、Plan Ahead (常に先を考えて準備する)!って言われっぱなし。
「それじゃ、アイビーは、あなたが右に行きたいのか左に行きたいのか、分からないですよ。」


アイビーちゃんは、首を右に曲げる癖があるので、右回りのときには特に、外側(左)の手綱を引いて首をまっすぐにするように。
この日は、バランスを養うために、調馬策(ランジ)・レッスン。
揺れが大きい子なので、手綱なしではなく、手綱を使ったままで、と言われて、内心ほっ。
ライジング・トロットから、座ってすぐにキャンター。
シッティングトロットはとても揺れるので、座ったらすかさずキャンターの指示を出すように、と。
ライジングトロット→(ワンテンポだけ)シティングトロット→キャンター→ライジングトロットの移行の練習。
キャンター→トロットの移行のとき、バランスを崩しがちなので、意識してすぐにライズするように。


その後、シティングトロットを継続させる練習。
速くなるとますますバランスが悪くなるから、外側のコブシをほんの少しだけぎゅっと握って、スピードを落とす。
やりすぎると(と言っても、本人はあまり握ってる感覚はないのですが)止まってしまうので、微妙な加減が大事。
止まりそうになったら、脚を使う、使いすぎたら速くなりすぎるので、今度はコブシを握る、の繰り返し。
右回りのときに、どうしても右脚が落ちて傾き気味になるので、意識して左脚を落とすようにするといいそう。
なるほど、そうしたら、右に傾かなくなりました。
そう、馬にも癖があるので、それに合わせて、ライダーも乗り方を調整しないといけないんですね。


レッスンが終わり、アイビーちゃんの部屋に戻って、ニンジンをあげました。
なでなでしたら、とても人懐っこいことが判明。
首をなでても全然嫌がらないし、それどころか、きもちよさそうに、うっとりぼんやりした顔に。
ちょっとダイナミックでわたしには大変かも、と思ったんだけど、やっぱり、こうやって見るとかわいいじゃないですか〜。


さて、アイビーちゃんの横には、あの、気取ったアップルちゃんが。
[f:id:ManSteflat:20140305120633j:image:w550]
わたしがニンジンを持ってることに気がつくと、急にこんな顔に。
アップル:あの〜、ワタシもおやつをもらえるのかしらん??
[f:id:ManSteflat:20140305120627j:image:w550]
前髪がカワイイ(笑
ニンジンは、やはり大好物のようです。




金曜日。
Jさんとテシーちゃん。
テシーちゃんは、いつもの学校で時々乗る、跳ねが激しいポニーちゃんです。
テシーちゃんの時は、キャンターはなし。


いつものようにウォークから。
このときいつも、Jさんに、
「馬の自然な動きを妨げないように」とか、
「馬の動きに付いて行って」といか、言われます。
姿勢を高く保ち、肩を後ろに引き、座骨で座ると、そうできるらしい。
あ、それから、腕を馬の頭の動きに合わせて、前に後ろに動かすのも忘れないように。


そして、ここでもまた、Plan Ahead と、同じことを言われるのでした。
トロットで大回りするとき、コーナーに来る前に、進行方向を見る!!
さらに、手綱の使い方が問題。
コーナーで曲がるとき、外側の手綱を引いて、すぐにギブ(ゆるめる)。
外側の脚は、腹帯の少し後ろにおいて圧迫。


実は、この日は4コーナーのうちの一つが濡れていて、ちょっと砂浜状態。
それで、水が嫌いなテシーちゃんは、そのコーナーに来ると、急に速度を速めます。
で、どうやったら、トロットを一定の速さに保てるのかというと、
トロットが速くなりすぎたら、外側の手綱をシャープにびんびんと引いて、すぐに戻す。(引きっぱなしはダメ)
やってみたら、あれあれ、本当に遅くなりました。


いつも必ず、肩を後ろに引いておく。(前傾しない)
手綱に頼らないで、バランスを保つ。
テシーは、ときどき、首を下に下げたり急にあげたりする(←意地悪のような気がする、笑)。
それでわたしがバランスを崩し、手綱を緩めたり、引いたりすると、テシーは止まってしまう。
なので、手綱でバランスを取らないように〜。


コーナーでは特に、脚の扶助も肝心。
内側で押して、外側は少しだけ後ろにずらして圧迫。
それに気を取られてると、コブシのことを忘れそうになるので、注意。
濡れてるところで、速くなりそうだったら、素早くシャープに外側の手綱をぴんぴんと引いて、すぐに戻す。
内側も必要に応じて、引いたり押したり。
と、なかなか複雑です。
両手、両脚が、それぞれ違うことをしながら、しかも、視線は先を見るのです。
さらに、肩を後ろに引くとか、お腹の筋肉を意識するとか、まだまだ、たくさんあって、もう、大変。


話がそれますが、最近は、日常的に、身体を動かすときに、意識して左右の手で同時に違うことをしてみたりしてます
左手でポットのスイッチを入れながら、右手で水道の蛇口をひねる、など、単純なことだけど、役に立つかも、と思い。
それと、手を使って何かをするとき、なるべく手を見ないでやる、など。


さて、跳ね跳ねテシーちゃんにはいつも悩まされるけど、今回は、思ったよりもよくバランスも取れたし、スピードも速くならないように調節できて、まずまず。
前回乗ったときには、トロットがどんどん速くなってしまい、わたしの指示を無視してくれましたが、今回は、なんとか言うことを聞いてくれました。
レッスンを少し見てたオーナーのJさんにも、今日はテシーにうまく乗れてたわね、と褒めてもらい、ちょっと満足。


Jさん(インストラクターさんの方)によると、テシーはとても頭がいい。
それは、良く分かります。
顔つきに現れてて、利口な目つき。ぼんやりしてません。
いつも、どうしたら楽をできるか考えてる。
一度、コーナーをうまく曲がれたからといって、その次もうまくやってくれるとは限らない。
なにしろ、常にさぼれる機会をねらってるのです。
わたしがコーナーでつい、手綱を引きすぎると、待ってましたとばかりに、止まってしまいます。
そして、いまそういう指示でしたよね、って顔でこっちを見てるのです。
嫌み?
でもね、その頭のよさが、また、いいね、テシーちゃん。
Jさん「ポニーは頭がいい子が多い。ポニーを乗りこなせたら、どんな馬も乗りこなせると、よく言うんですよ。」と。
なるほど〜。
そういう風にこっちを試してるところがあるけど、でも、基本的にニコニコして明るいので、なんだか、許せてしまうんですわ〜。
わたしがニンジンおばさんなのも、しっかり覚えているようすです。


それにしても、Plan Ahead....
馬に乗ってるときだけではなく、普段から心がけたいものです。
行き当たりばったりが多い自分の日常を反省。
普段の生活習慣や性格が、乗ってるときにもしっかり出たりするんですよね。
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