ManSteflat Diary

フラットコーテッド・レトリーバーのマンディとステラが、イギリスの野原を駆けめぐる。お馬さんも出てきますよ。

あ〜、イタ〜〜っ、4度目の落馬....

先々週と先週の、バークシャーのS学校での乗馬日記を。

まず、先々週は、ハーフタームで子供達がポニーに乗りに来てたので、天気は良かったけど、室内馬場。

ティムくんと、Gさん。

写真(↓)は、レッスンの後ニンジンを持って現れるわたしを、首を長くして待ってるティム。わたしを乗せた後は、絶対にニンジンが来るとわかってるので、その前に配られてたランチも食べないで、待ってました。ふふ、わたしのニンジンの方がおいしいのよね〜。

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この日は、もうヒト組のプライベートレッスンの人と、馬場をシェア。その女性はティーゼルに乗り、キャンター・ポールをやってました。わたしは残り半分の馬場を使って、ウォーミングアップし、鐙上げ。

ティムはもともと、トロットもキャンターもハネハネなんですが、この日は特に反動が激しくて、鐙上げでどんどんスピードが上がってしまい、わたしのバランスが悪くなり始め、おっとっと〜と、コントロールが難しくなり。なんと、ポールをトロットしてたティーゼルの前に突っ込みそう!!

うわぁ、ごめんなさ〜い、と言う暇もなく。ティーゼルのライダーさんが右に旋回して避けてくれたので、ぶつかることはなかったものの。

上手なライダーさんで、よかった〜。本当に申しわけなかったです。

Gさんは、鐙上げは今日はこれだけにしておきましょう、と言ったのだけど。でも、失敗した状態で終わりにするのは、わたし(ライダー)にも馬にもよくないっていうじゃないですか。

 もう一回だけやりたいです。ある程度うまくできてから、鐙上げを終わりにしたい」と言って、やらせてもらいました。

今度は、慎重に、ティーゼルの方へは絶対に行かないようにして、手綱を短め、声をかけて安心させて、安定させて、と心がけたら、さっきとは全然違って、ゆっくりと安定したトロットを続けてくれたティム。いったい、さっきはなんだったのか??

そうこうしてるうちに30分たち、もうヒト組がいなくなり、馬場はわたしたちだけで使えることになりました。

せっかくポールも出てるし、じゃあ、ジャンプを少しやりましょう、と。

最初は、クロスバーでトロット、次にキャンター、これを何度か繰り返し。

そして、ふと見ると、今度はバーがまっすぐになってます。クロスじゃない?!しかも、高い(といっても、60cmほどだけど、わたしには高いんです)!

う〜、できるんだろうか??

Gさんに聞くと、大丈夫、今までとたいして変わりませんよ、と。

そうかも....、と思い、勢いをつけてジャンプに向かったら、お〜、ティムくんはちゃんと飛んでくれました。でも、やはり、小柄ちゃんのティム(14HH以下)だと、びゅ〜んと高く飛ばなきゃいけなくて、着地の時点でちょっとだけ、おっとっと、とバランスが崩れそうに。Gさんは、「着地の時点で、カカトをもっとおろし、前傾もやめてまっすぐに座るように」と。

なるほど、もう一回。今度もちゃんと飛べて、着地した!  まではよかったんだけど.....、ティムの前足が地面に着いたと思ったら、急に、思いがけないひねったような動きをして、なんと、わたしの身体はその動きについていけず。

.... 鞍から投げ出され、そのまま少し宙に浮いてしまい!!

次の瞬間には、ガツ〜ン、という衝撃と同時に、目の前に地面が!!

 あ、やばい、頭を打っちゃった、とあせったんだけど、意識もなくならず記憶も飛ばなかったし、視力にも何の影響もなかったので、ひとまず安心。もちろん、ヘルメットはかぶってました。

落ちるときには手綱を放しちゃダメ、ってよく読んだりしてたけど、そんなこと考える暇はなかったですね、このときは。2年以上落ちていなかったので、あ〜、こんなだったっけ、と思い出しました。が〜っくり。

これ以前に3回落ちたことがあるんだけど、いつも、おしりからどてっと滑り落ちたので、今回のが今までの中では最悪の落馬だったかな。とはいえ、どこかを強くぶつけたわけではなく、ヘルメットと二の腕を少し打ちました。ヘルメットさまさまですね。

ふと見上げると、ティムくんは、わたしの横に、ぼんやりと(笑)たたずんでました。えらいわ〜。以前のシエナちゃんなんて、わたしを落とした後、舞い上がっちゃって、馬場内を走り回ったもの。

それはともかく、起き上がったわたしは、大丈夫だったので、Gさんに手伝ってもらって、その場でまたティムに乗ったのでした。

だって、落馬してケガがなかったら、すぐにまた乗らないと、ヒトにも馬にも恐怖感が残るって言われたことがあるし、いままでも、落ちた後はまたすぐに乗り直しました。

でも、落馬後はちょこちょこと普通のトロットをやって、今日はそれで終わりかな、と思ってたら、あら、Gさん、クロスバーを作ってるじゃないですか。さっき、あんなに大丈夫??って聞いてたくせに(笑

クロスバーといっても、30cmもない、とても低いやつだったので、気持ちクロスバー。最初はトロットで、次にキャンターで。ティムはいつも通り、すいっと飛んでました。

そんなわけで、やれやれで、終了。

おつかれさまでした〜

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先週も、ティムとGさん。室内馬場。

この日もティムは、身体が硬くてトロットがハネハネだったので、まず、馬の身体を柔らかくしましょう、とGさん。

それには、ティムをリラックスさせなくてはいけない、そのためには、わたしもリラックスして、自分の身体を柔らかく。

そして、ライトシートで少しだけ腰を持ち上げたまま、ティムの背中への負担を軽くしてあげた上でウォークをしながら、ティムの首を下げさせるように試みました。

それには、まず、拳をいつもより下に持ってきて、さらに両側とも少し横に開く。

外側の拳を、ワン、ツー、と2回握り、今度は内側の拳を握ってスリー。

かる〜く握るだけ(ティムは繊細ちゃんなので)。

このニギニギを、リズミカルに。同じテンポで。

これを繰り返してると、ティムは、「おや、これは??」となにか、考えはじめた様子。しばらく根気よく続けてたら、徐々に、頭を下げ始めました。

Gさん「ほ〜ら、これよ〜」と。

首や頭が下がって、その代わり背中が少し持ち上がる。そうすると、ティムは身体が柔らかくなって、そのままトロットをしてみたけど、あらら、信じられないほど反動がなくなり、とても乗りやすい!まるで、ティムじゃないみたい

Gさんによると、ティムはこの学校に来る前は、ショージャンパーだったらしいのです。小柄ちゃんなので、ライダーは子供だったんだけど、その子が大きくなってきたので、もっと大きな馬に乗るようになったため、この学校にスクールホースとしてきたよう。

ショージャンパーの名残なのか、ティムは頭が上がりがちで、それで、反動が激しい、とGさん。ハネハネなので、敬遠するヒトもいるそう。しかも、繊細ちゃんですぐびびるし、それも、身体が硬くなっちゃう原因かも。

なので、今度からティムに乗るときには、最初にたっぷりティムのための柔軟運動をしましょう、とGさん。普通に、円を描いたり、蛇乗りをしたりするだけじゃ、足りないのかな。

わたしはティムに乗ることが多いし、ティムのためにワン、ツー、スリーをウォーミングアップのときに忘れないようにやろう、と思ったのでした。そして、なにより、わたしが乗ってたら安心、って思わせないと。信頼されるライダーに。でも、どうやって??(笑 

最後にキャンターでも、ワン、ツー、スリーをやって見たのですが。外側の拳を握ったときにトロットの指示と勘違いするようで、3回ともトロットに戻ってしまいました。う〜ん、脚が足りないんでしょうね。これも、これからの課題。

下の写真は、謙虚なティムくんとは大違いのペコさん、推定30才。

ニンジン、もっとくれ〜!

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